大人の発達障害と向き合う静葉ちゃんの試験室

静葉ちゃんが、適当にいろんなことを書いてますよ。

タグ: ADHD

且⊂(゚∀゚*)ウマー
ってことで、発達障害者の当事者として、実生活においても色々と気を配っているわけですけれど、その一つとして、ビタミンB6の摂取をどうすればいいか、ということ。
詳しくは、以前執筆した
という記事を確認して欲しいんだけれど、ともかく、ビタミンB6をいかに摂取するかというのが問題なんだわ。
で、該当記事には、1日のビタミンB6の摂取量を、発達障害者の場合8㎎という風に記載した。この量は、「ビタミンB群」という名称のサプリメントであれば、各社それぞれ、間違いなくそれ以上の量が配合されている。値段も非常に手頃だし、そもそも、ビタミンB群は、疲労回復にも役立つ栄養素でもあることから、生放送中でもけっこうお勧めしていたりする。

発達障害者が実際に摂取する量は…
さて。
問題なのが、発達障害者が実際に摂取するべきビタミンB6の量についてなんだけれど、とある書籍においては、ビタミンB6をだいたい50㎎ほどまで摂取したほうがいい、という話が出ていた。
この、50㎎というのは、普通に摂取するだけでもとてつもない量でもあることは確か。かつ、ビタミンB6を摂取する場合は、同時にマグネシウムも、それなりの量を摂取すべきだという話まである。
そこで問題となるのが、ビタミンB6を単体で摂取できるとしているサプリメントであっても、実際には他の栄養素も含まれていることから、…栄養素によっては、過剰に摂取すると人体に何らかの影響が出る可能性があるものがあるため、その部分についてはかなり気を配らなければならない。

ここからの話は自己責任になります
で。各サプリメントを販売しているメーカーは、基本的に、一日の使用目安量を定めているのだけれど、それ以上の摂取については推薦していない。
なので、ここからの話は、あくまでも自己責任であり、筆者である私はこのように考えたという話でしかなく、内容を過信しないよう、また、過信した上でそのように摂取され、身体になんらかの異常が出たとしても私は責任を取ることができないことをあらかじめ示しておく

ビタミンB6の摂取上限
ビタミンB6については、成人男性が摂取するその上限は、60㎎までとなっているそうだ。もちろん、これは目安であり個人差はある。
上記に記載さいたように、発達障害者の場合、最大で50㎎摂取したほうがいいという話ではあるのだけれど、そもそも「ビタミンB群」という名称で販売されているサプリメントには、一般的なサプリメントの場合、だいたい10㎎は含まれているので、その点についてはサプリメントの推薦摂取量さえ飲んでおけばいい、ということになる。
問題は、それ以上にビタミンB6を接種しようと考えた場合。
ここからは、とあるサプリメントメーカーに直接問い合わせた結果の話として掲載するが、しかしながら、一日の使用目安を超えたサプリメントの摂取は、どのメーカーも推薦はしていない。なので、どのメーカーに問い合わせたかについては、あえて伏せておく。

注視しなければならない栄養素
先に記載しておくと、ビタミンB6と一緒に接種した方がいいとされているマグネシウムに関しては、特に摂取上限は気にしなくていいそうだ。
問題となるのは、ナイアシン葉酸の2つの栄養素。この2つに関しては、摂取上限目安が定められており、それを越えると、身体に何らかの異常がでる可能性がある(もちろん、個人差があるため、その上限量に達していなくとも異常がでる可能性はある)。
そして、そのそれぞれの上限なんだけれど…
まず、ナイアシンについては、上限が350㎎。それに対し、各サプリメントメーカーのビタミンB群について調べてみたところ、そもそも含有量が15㎎前後だったため、サプリメントを多量に摂取したとしても、この上限に届くことは基本的にはなさそうだ。
一方、葉酸については、上限が1000㎍(マイクログラム)。それに対し、各メーカーのビタミンB群は、だいたい200㎍前後の含有量のようだ。このことから、ビタミンB群というサプリメントだけで考えると、一日の摂取目安の5倍を摂取してしまうと、何らかの身体的な異常が発生する可能性がある、ということが言える。

このことから…
上記の上限を踏まえて考えると。
各社から発売されている「ビタミンB群」というサプリメントについて、その摂取に関しては、1日の目安量を、毎食計3回摂取しても、特に問題はないのではないか、ということが言えると思う。
これにより、少なくともビタミンB6については、計30㎎程度摂取できることになるし、そのくらいでいいのではないだろうか。
むしろ、発達障害者じゃなくとも、ビタミンB群のサプリを毎食一日の摂取目安量窃取しても特に問題はない、ということも言えると思われる。
もちろん、これは私個人の意見であるため、推奨はしない。
その上で、1日にビタミンB6を30㎎摂取することができるののは、メリットとして考えるならば、かなり大きいと思う。
そもそも、ビタミンB群というサプリは、各メーカー共、だいたい1ヶ月のサプリメントの値段が400円程度。これで、脳の状態をある程度栄養面から改善できるとするならば、メリットのほうが大きいように思える。

繰り返しになるが、この記事は、私はこう考えたというだけであって、他の方々に推薦しているわけではない。あくまでも目安として考えていただき、実際にそれを実行したときにどのような結果になったとしても私は責任を取ることができないので、実際に私の真似をするかどうかは自己責任の上で実施して欲しい。


且⊂(゚∀゚*)ウマー

2019年も後半戦に突入しました、が。毎日、体調も精神状態も一定ではなく、一日中調子のいい日ってのが少なすぎて、うまく行動できていないかったりします。
こうしてブログを書く機会も減っているのがいい例ではないかと。書くネタは色々あるんですけどね。

発達障害の解説を行うYouTubeチャンネル準備中
ってことで、先月から、新たにYouTubeのチャンネルを2つ作成し、現在、その下準備を行っていたりします。
ひとつは、釣りとアウトドアに関するチャンネル。
もうひとつは、自身の発達障害についてあれこれ解説するチャンネル。
特に発達障害のチャンネル、なんだけれど…このチャンネルで色々と、発達障害その他に関する情報を流してみようかと考えていたりします。
チャンネルはまだ開設したばかりだし、動画の投稿も行えていないので、URLは、いずれこのブログでもお知らせします。

なぜ発達障害の情報…?
で、あえて発達障害その他に関する話を動画で提供しようとしているのか、だけれど。
そもそも、私は、発達障害の当事者であって、医師でも心理士でもない。なので、発達障害について、専門的に勉強しているわけじゃない。となると、医学的な話というのを行う立場にはないと考えている。
その上で、特に当事者として痛感しているのが、発達障害に関する間違った情報が、ネットのみならず書店でも多く流されているという印象があるんだ。
そして、そうした間違った情報を、その当事者が過信していたり、そしてそれ以上に、発達障害当事者が、その障害の特性、つまり自分自身について、そこまで理解している人が少ないのではと思ったんだわ。
なので、発達障害という、障害そのものの情報については、例えば厚生労働省とか製薬会社などなどが、正しい情報を配信してくれているので、そちらに任せておくとして。
私自身は、当事者の視点から、私なりの考え方を伝えていってみてもいいんじゃないかな、と思っている、とまあ、こういうわけ。
特に、障害の特性を理解し、それをいかにカバーするか、その工夫に関する情報はあまり流れていない。確かに、障害の特性というのは人それぞれ違うものだから、その人なりの工夫が必要になってくるわけだけれど、その上で、私はこのような工夫を行っている、ということを伝えることくらいはいいと思っているんだ。
また、私の場合、「自閉症スペクトラム障害」と「ADHD」の2つの発達障害の特性を持っているわけだけれど、成人してから診断された影響もあり、その特性を、様々な資料と照らし合わせて自分の中でどのような思考状態になっているのか、ある程度の言語化ができるのではないかと考えているんだわ。

発達障害だけに限った話はしない
そしてもう一つ。
チャンネル名称は「発達障害と向き合う静葉ちゃんの情報局」、つまりこのブログタイトルと酷似したものにしているけれど、そうしたタイトルにはしてはいるものの、発達障害「だけ」の話をするつもりは今のところない。
と、いうのも、例えば、発達障害者が行っている様々な工夫は健常者(この場合の健常者とは発達障害者以外の方々を指すと考えて欲しい)にも有効なのがすでに解っている。
特に、発達障害者はストレスに弱いとされているんだけれど、そのストレス対策については、ある一定の学習を行っていて、マインドフルネスとコーピングに関しては、あくまでも私が行う上でだけれど会得してる。なので、そうした話もできるのではないか、と思うんだよね。
また、発達障害を抱えているお子さんを育てている方に対し、なぜお子さんがそのように行動してしまうのか、私に当てはめてある程度の推測ができるのではないかとも考えているんだ。
もっとも、本当にそういうことができるのかどうかについては、私もよく解ってはいないんだけれどね。

いずれにせよ、とりあえずチャンネルを作っただけで、まだ動画そのものは作成してはいない。
その動画の作り方についても、…発達障害者は、特に合成音声(たとえば、ゆっくりボイス)が聞き取りやすいとされているんだけれど、実際に合成音声とテロップで動画を作成するのか、それとも実写にて動画を作成するかについて、まだ悩んでいる。
手間がかからないのが実写なんだけれど、はてさて、どうしたものやら。

どうも(*・ω・)ノ
発達障害の3つのカテゴリ、つまり「自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)」「ADHD」「学習障害」のうち、ADHDに関しては、こちらは、投薬により、ある程度、症状の改善が見込まれています。
実際に、私も、投薬により症状を緩和あるいは脳の状態を向上させるといった効果を実感してはいるんです。
ですが、このADHDを改善するための薬ってのは、個人差はあるものの、副作用があり、その副作用と、どのように付き合っていけばいいのか、いまだに戸惑っていたりします。
以前は、ストラテラという薬を服用していたんだけれど、この薬の副作用のせいなのか、体調を大幅に崩してしまい、病院へ緊急搬送されたいきさつがあったりして、現在では、コンサータという薬を服用しています。
ですが、このコンサータという薬、付き合い方が難しい薬でもあるんです
なお、今回のお話は、あくまでも私の体験に基づくものですので、実際にコンサータ等の薬を服用することに関しては、主治医と必ず相談してください。


処方できる医師は登録制
まず、この薬を処方できる医師や薬剤師は登録制になっていて、だれでも気軽に処方できる薬じゃないんです。
実際、この薬を処方することができる登録医はまだ多いとは言えず、転院しようとした歳、コンサータを転院先の医師が処方できるかどうか、ということを考慮しなければならなかったりします。

即効性はあるが持続時間が限定されている
コンサータは、即効性がある薬です。私の場合、服用してから30分前後で、その効果を感じることができます。
ですが、この薬は、ちと特殊な形状をしていて、その効果が維持できるのは12時間前後。私の体感だと、10時間くらいで効果は切れてしまいます。このあたりは後述します。
ストラテラは、約3ヶ月ほどで効果を感じることができるようになり、かつ服用を続けていく必要がありますが、しかし効果が出るようになると、24時間、その薬の恩恵を受けられます。
このことから、効果が実際にあらわれるまで時間がかかるものの、しかしADHDの症状が長く緩和されることから、私は、ストラテラのほうがいいとは思います。私の体質にあわなかったことは残念ですが。

効果が切れたときが問題
さて、上記にも書きましたが、この薬は、その薬の効果時間が限定されています
これは、薬が特殊な形状をしているからです。
詳しくは、コンサータに関する説明を見ていただくといいのですが。
要するに、ティーバッグから紅茶の成分が出てくるように、カプセルから、その薬がゆっくりと出てくるようになっていて、その薬の成分が出てくる間は、薬効がある。
でも、カプセルの中身が空っぽになってしまったら、薬の効果が切れてしまい、結果として、強い反動が出てしまうんです。
たとえば、無気力、体力の著しい減退、思考能力の不安定化などなど。薬を一切飲まなかった時期よりも、その症状が強く出てしまい、私の場合、効果が切れて以降、何時間も行動が一切できなくなってしまうことも多々。
このあたりを、私は、「薬が効いている間は、車のアクセルをおもいっきり踏み込んでいる状態、薬が切れたときはオーバーヒートしている状態」という感じに例えてはいるんですけどね。

おなかの調子によって薬効が期待できないことも
そしてもうひとつ。
上記にもあるように、カプセルがおなかにとどまっている間、カプセルから、ゆっくりと薬の成分が染み出してくる、という感じになっています。
そして、カプセルは、空っぽになっても溶けることはなく、そのままの形で排泄されます。
つまり。
下痢している時は、カプセルがすぐ排泄されてしまうため、効果を望むことが難しいんです(´・ω・`)

効果時間と実生活の調整が難しい
さらに、薬の効果時間が限定されていることから、薬を飲むタイミングを、生活リズムにあわせて調整する必要もあります。
つまり、一日のスケジュールを先読みし、投薬タイミングを調整する必要があるんですね。

ストラテラのほうが楽かも?
このように、コンサータという薬は、その薬の投与に関し、色々と面倒なんです。
一方、同じADHDを改善するための薬として処方されるストラテラは、効果が現れるまで約3ヶ月ほどかかる、とのことですが、効果が現れると、24時間、その恩恵を受けられます。
そのため、薬を服用するタイミングを細かく考える必要がない。
また、医師が処方する際、コンサータのように、わざわざ処方するために医師が登録するという手間もありません。ですので、転院しても、確実にストラテラは処方していただけます。
ですがコンサータの場合、コンサータを処方できる医師が限られているのは、その処方を受ける私達からすると、転院する際の選択肢に制限を受ける、ということが言えます。
私は、体質の問題で、ストラテラに強い副作用を感じ、コンサータに切り替えたという経緯がありますが、しかしこの薬との付き合い方を考えると、ストラテラのほうが、生活に影響が出にくいという点でも楽なんじゃないかな、とは思います。

繰り返しになりますが…
とまあ、こんな感じで、私はコンサータという薬と付き合い続けるしかないわけですが…
何度も言うように、これはあくまでも私の体験であって、この記事を見ている方が薬の処方についての参考にしていただくために書いているわけではありません。
あくまでも、コンサータという薬と付き合うのは、何かと面倒だという個人的な感想を述べているに過ぎないんです。
このブログ記事を書いているときも、もちろんコンサータを服用し、その作用の恩恵を受けているのですが、ですがここ最近、薬の効果が切れる午後3時以降、ぐったりしてしまってそのまま翌日まで寝てしまうことも珍しくない。
ですので、大切な用事は、なるべく午前中に行おう心がけているわけですけれど、何かと面倒ではあります。


この書籍、私も参考にしておりますよ。考え方を整理する上でも、けっこう役に立ってます♪



まいど(*・ω・)ノ
ちと、私がストリーム配信している、ニコ生での生放送で、リスナーさんから、「耳で聞くのが苦手なのはどうしてか」とかいう話題があったので、その話題を今回の記事のネタにさせてもらいますです。
私が発達障害の診断を受けたときに、医師から受けたアドバイスのひとつに、「意思疎通は、会話ではなく文章で行うように」と、メールなどを活用するようにと指導を受けています。
日常会話であっても、相手の言葉を耳で正確にとらえるのが苦手なところがあるわけなのですが…

耳が悪い、わけじゃない
そもそも、会話というものは、口で発声し、耳で聞くものです。
その、耳で聞くことそのものが不得手なんです。
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でも、決して耳が悪いわけじゃない。
私の場合だと、左耳は、現在、耳鳴りに悩まされていて、ある一定の音域をとらえるのが苦手ではあるのですが、それでも、音は普通に聞こえます。右耳は異常なしです。
なので、音が聞こえたら、聞こえてることはもちろん解ります。
その上で、会話に関するやり取りを行うことが、そもそも健常者と比較して、とてつもなく苦手なんですね。
これには、さまざまな条件や要因が重なってくるんですけれど…

言われたことをすぐ忘れてしまう
症状として一番困っているのは、まさしくこれです。
発達障害者は、ワーキングメモリ(瞬間記憶)が、健常者のそれよりはるかに劣っています。
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これは、脳の「海馬」と呼ばれている部分に異常があるためとされているわけですが、このあたりの話については、いずれまたわかりやすく解説できるようにしてみます。この部分を明確に理解していただければ、発達障害者が苦手としている部分が見えてくると思います。
ともあれ、この脳の機能が著しく劣っているため、その場で行われている会話についても、次々に忘れてしまっていくんですね。
ひとつの例として、電話をしていて、その電話を切ったときに、今まで何をしゃべっていたのかわからなくなってしまったりします
こうしたことは、誰にでも一度は経験したことがあるとは思うのですが、その頻度がとてつもなく多いんですね。

言葉を誤解したり曲解したりしてしまう
そして、このワーキングメモリが原因による症状として、瞬間記憶の記憶違いも頻繁に発生します
相手が言っていることと、まったく関係のない回答をしてしまうことも多くあるのですが、それも、相手が何をしゃべっていたのかを、部分的に忘れてしまうから、と考えられます。
悦子と一緒に精神科医の診察を受けていたとき、医師の質問に対して、私はその質問を正確にとらえ、回答した、つもりでした。しかし悦子から、「しーちゃん気付いてる?全然関係ないことを言ってるよ」と言われたことがあったり…。
おそらく、そうした私の勘違い発言で、悦子もかなり苦労しているとは思うんですけれど…でも、私はそのとき、何をどう勘違いしているのか、全然わからないんです。

複数の話題についていけない
さらに、発達障害者は、ひとつのこと「だけ」しかできません。同時に複数のことを並列で行うことが苦手なのです
たとえば、会話中に、ひとつの話題で盛り上がっているときに、その話題とは全く関係の話題が突然振られてしまうと、それまで何を話していたのか、すっぽり消えてしまうんですね。
この症状は、会話だけでなく、実生活についても同じことが言えます。「これおねがい。…ついでにこれも」という感じでお願いされてしまうと、それがとても簡単なことであったとしても混乱してしまいます
ひとつの話題にまず集中させ、それをすべて終わらせてから、次の話題にうつるようにしなければ、それがどんな簡単な内容であったとしても、ワーキングメモリが劣っている発達障害者は、解らなくなってしまうんです。

周囲の音に疎外されて集中できない
たとえ1対1の会話であっても、周囲にさまざまな音が発生している場合、その会話に集中できない、あるいは音が混ざって聞こえてしまったりして、相手が何を言っているのかわからなくなります。それが、どのような些細な音であったとしても。
これは無意識のうちに、周囲の音を気にしてしまう傾向があるからで、決して耳が悪いわけではありません。

実は会議が苦手
さらに、これは特に自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)の場合になりますが…
一対複数の対話が、とてつもなく苦手です。
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これは悦子からも指摘されたことなのですが、家族での会話であったとしても、他の人がいろいろしゃべっていると、私はだまって聞いているだけになります。積極的に会話の輪の中に入ることができないんです。
要するに、1対1の会話のキャッチボールができているのであれば、ある一定の会話は可能です。ですが、どこからボールが飛んでくるかわからないような、複数での会話の場合は、やはり私はダメです
先日も、とあるワークショップに参加していましたが、どうやっても、うまく話すことができませんでした。
こうした、複数での会話の場は、さまざまな話題であふれています。それを頭の中でうまく整理することが非常に難しいんです。
講演会のような、一人で延々としゃべるだけの場であれば、なんとかなるのですが。

会話が苦手な発達障害者が取る対策は?

そこまで会話が苦手で、すぐに忘れてしまうのであれば、ならメモを取りながら話せばいいのでは、と思う方もいらっしゃるでしょう。
ですが、上記に書いたように、発達障害者は、複数の作業を同時に行うのが苦手です。話を聞きながらメモを取ることも、非常に難しいんです

会話が苦手な発達障害者が心がけることはあるの?
そんなこんなで、会話が、脳の機能障害のせいで苦手な私ですが…
では、どのようにすれば、うまく会話ができるか、どんな工夫ができるのかについて、私自身、いろいろとやってみたところ、対話の場面において、絶対にうまくいくような方法は、まだひとつも見つかっていません
唯一、わからなければ、もう一度言ってもらうようお願いするくらいでして…
私が落ち着くことができる雰囲気で、1対1での会話、そして相手が安心できると感じることができた場合は、会話そのものは、ある程度うまくいきます
もっとも、アスペルガー者の特性である、特徴的な言葉遣いがあるため、誤解されることも多々ありますが、そのあたりは、私の言葉は事務的にとらえて欲しいと事前に伝え、相手に理解してもらうようにしています。
そしてそれ以上に、なるべく文章でのやり取りを行うよう心掛けています。文章、特にメールやLINEであれば、送信する前に見直すこともできたりして確認しやすく、また情報を反復して読むことで理解がしやすいですね。
もっとも、中には、そうした文章でのやり取りを拒否されることもあります。やむを得ないのかもしれませんが…。

発達障害者に対して健常者に心がけてほしいこと
では、発達障害者に対して意思疎通をする際に、何を心がけてほしいか、ですが…。
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発達障害者側は、しっかりと自分の意思を伝えたいと考えています。そのために、一般的な手段での意思疎通ではなく、筆談や、メールなどでの、文章でのやり取りを希望することもあります。
その希望を尊重しさえいただければ、安心して会話を行うことができるのです。
ですので、口でしゃべったほうが楽だとか、面倒くさいとか思わず、正確に、かつ明確に意思疎通ができるよう、配慮をお願いします

余談。ニコ生での私の感覚は?
ところで。
ニコ生でストリーム配信をずっと続けている私ではありますが、そのさい、リスナーさんとの対話がスムーズにできている、と感じている方も多くいらっしゃるはずです。
その、ニコ生での私の感覚は、その対話の場においては、1対0です。つまり、一般的な会話の感覚とは違うんです。
その時の私の感覚は、送信されたデータに対して受け答えをしている、という表現でいいと思います。
それでも、ひとつの話題に集中しているときに、まったく関係のないコメントがきてしまうと、それまで話していたことが頭の中から吹っ飛んでしまうことは多々。
こうしたことを自覚したことも、精神的にはしんどいことではあるけれど…しょうがないんだよなあ…。









どうも(*・ω・)ノ
なんだかんだで毎日何かしらやらかしている私ではありますが、それもこれも、脳の異常によるもの。
その異常のせいで、健常者と比較してかなり面倒な生活を送っておりますが、工夫することによって、何とかなっていることもあるんです。

自転車かスクーターに乗って移動してます
さてさて、私が住んでいる地域は、公共交通手段があまり整備されていません。
バス停まで遠いわ、そのバスも1時間に1本バスが来るかどうかって感じで、都心部に比べて、移動が不便だったりします。タクシーしょっちゅう呼べるほどお金もありませんし。
ですので、徳島で住むには、こうした公共交通手段があまり整備されていないことから、生活には移動手段が必須。なので、一般家庭でも、車を数段保有していることも珍しくありません。
言い換えると、それだけ徳島で暮らすためには、自家用車などが必要、ということなんですね。
かくいう私は、自転車とスクーターを併用しています。

自転車はなぜか2台あります
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自転車は、クロスバイクを使用。クロスバイクっていっても、手ごろなお値段のものなんですけどね。
1台目は、交通事故に逢って廃車(´・ω・`)
2台目は、その交通事故で廃車になったクロスバイクと同等のものを入手。さらに荷台や前かごをつけて、荷物の運搬を容易にできるようにしてました。
が。なんと盗難に逢いまして、やむを得ず、通販で、送料込み1万円ちょいくらいのクロスバイクを購入し、使用し続けておりました。
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↑こういうのです。
そして盗難に逢ってから1年後くらいだったかな。警察から連絡がありまして、その盗難にあっていた自転車が見つかった、とのこと。
なので、現在、私の自転車は2台。気分に合わせて使い分けていたり、また、悦子とのサイクリングデートにも使っていたりします。
手ごろな値段のクロスバイクですが、楽しいですよ♪ 最近は、月500円くらいで自転車用の任意保険があるようですし、私も早めに入っておかなければ。

中古でスクーターも入手
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そしてスクーターも、こちらは中古で3万円で譲ってもらいまして、それを現在ではおもに使用しています。何しろ、通っている場所までかなりの距離がありまして、自転車で行くにも無理があるもんだから。
このスクーターで、今まで、広島まで二度ほど行ったこともあったのですが…
実は購入してから、何度も故障したりトラブルに逢ったりしてですね、修理代だけで10万円は使ってます(´・ω・`)
タイヤの交換は、これは必要なことだから当然だとしても、マフラーに穴が開いてだめになって丸ごと交換したり、スピードメーターが動かなくなってその部品も交換しなきゃならなくなったとか、あげくのはてに、ベルトがちぎれて走行不能になったとか。
よくこんな状態で、2回も広島まで往復して無事だったもんです、はい。
特にベルトについては、引きちぎれてずたぼろになっておりまして、バイク屋さんがいうには、「場合によっては転倒して大事故になっていたかも」とか言われたり…こわいこわい。
んでもまあ、こうしたトラブルに逢ったことから、最重要パーツはすべて交換していますので、これで安心して乗れるってもんです、はい。…修理代トータルしたら新車買えてるやんけ。まあいいけどね。スクーターで移動するために節約できる時間を買ったわけだから。

自転車にもスクーターにも鍵は必須!
で、この自転車にもスクーターにも、当然鍵はついています。
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鍵は、カラビナにつけて、家の鍵と一緒にし、計3つの鍵をまとめているわけですが…
出かけるときになって、鍵を探すことなんてのは、日常茶飯事!!
自宅に帰って鍵を置いて、次の瞬間、鍵をどこに置いたのかわからなくなってあちらこちらを探すことなんて当たり前。
それどころか、どこを探しても見つからない、まさか…と思って外を見ると、スクーターにしっかり鍵が刺さったままになっとる。これが一度や二度じゃなく、しょっちゅうだから困ったもんです。

それって誰にでもあることだよね?と思うでしょ。でもね…

こんなことは、私にとっては日常的なわけですが…
鍵をどこに置いたのか忘れたなんて、誰にでも経験あるよと、おそらく誰もが思うんじゃないでしょうか
確かに、こうして、鍵をどこに置いたかとかいう、うっかりミスってのは、誰にでもあります。
ですが、発達障害の3つの特性のうち、ADHDが強く出ている人は、この頻度が非常に高いんです
こうして鍵がどこに置いたか忘れたのが、年に数度くらいある程度なら、これは誰にでもあることです。
でも、ADHDの特性が強い人は、それがほぼ毎日なんです(´・ω・`)
これは、脳の機能のうち、海馬という、短期記憶をつかさどる部位が成長していないため、あるいは、脳に何らかのノイズが発生するためなどと言われておりますが、ともあれ、健常者と比較して、この海馬がうまく機能していないため、短期記憶が苦手となり、結果、生活に支障が出る、とまあ、こういうわけ
要するに、こうして、すぐものを忘れてしまうのは、それは脳に異常があるためで、その人自身が悪いわけじゃないんです。
このあたりの話は、「障害者とは何か」を考えていただくとわかるかな。いずれ記事にしてみます。

鍵を紛失しないようにした私の工夫
では、どうすれば、可能な限り、鍵を探す手間を省くことができるようになるのか。
そもそも、私、発達障害の勉強をするまで、私がそうしてしょっちゅう鍵を探すことそのものを意識していませんでした。私にとって、そうして困ることそのものが、当たり前だったし、どうすればうまくいくかと考えることすらなかったんですね。
その上で、ADHDの特性を理解し、では、どのようにすれば、鍵を可能な限り紛失しないようにできるか。鍵を置いた場所を忘れないようにする努力ではなく、鍵の置き場所を気にしなくて済むように工夫することを考えたんです
私は、出かける際は、必ず、バッグを持ち出すようにしています。些細な用事であっても、です。
このバッグの中には、外出先で使用するであろうさまざまな道具が入っています。財布や携帯はもちろんのこと、身分証明書、医療関係の書類、血糖値を測定する機械、外出用の手帳、ノート、タブレットPCなどなど…
こうして、外出先で必要になると思われるものを全部持っていこうとするのは、これはアスペルガー者(自閉症スペクトラム)の特徴でもあるようなのですが、この話しについては、またの機会にするとして。
このバッグに、鍵を、カラビナでまとめて、バッグの金具に必ず取り付けるようにしました。

それでも完璧ではないけれど
このように、バッグに鍵を取り付けるようにしさえすれば、バッグを身に着けると、自動的に鍵も手にすることができます。
つまり、鍵を探すという行動を行うという手間から、私はこれである程度解放されたんです
でも、完璧ではないんですわこれが。
前述のように、スクーターに鍵をつけっぱなしにすることは、これは現在でも、週に一度は、必ずやらかします。…よく盗難にあわなかったなあ、ほんと。
それでも、以前とはくらべものにならないくらい、鍵を探す手間がなくなりました。言い方を変えると、鍵を探すという無駄な時間を、かなり減退させたわけですね。
ただ、現在ではそのようにできてはいるものの、発達障害者は、そもそも習慣づけが難しいとも言われているように、その習慣を行う明確な理由を強く意識しなければ、鍵をかばんに取り付けるという行為に繋がりません。実際、現在でも、頻度は減りましたが、かばんに鍵を取り付けなかったことで、鍵を探すことはあります。
ですが、それでも、以前に比べて、鍵を探す頻度は大幅に下がっています。
私の場合、「かばんに鍵を取り付ける明確な理由」を認識する必要があったからこそ、意識してかばんに鍵をつけるようになっていますけれど、その意識ができなかった場合は、スクーターにつけっぱなしだったり、家のどこかに鍵を置いてたりして、困ったことになってしまいます。

なお、なぜスクーターに鍵をつけっぱなしにしてしまうのかについては、その時の様子の言語化もできていますし、いずれ紹介します。




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