ここ最近のアニメで目立つのって、「ゲーム世界に閉じ込められる」とかいう感じで、ともかく日常社会とは違う場所へ飛ばされてどうのこうの…というのが目立つように思う私。
ちと、私の見て来た限りでリスト化してみると、
この他、ゲーム世界を舞台にしたような異世界に飛ばされてどうこう…という話も色々出てきてますね。
などなど…
これらアニメは、今のところ、U-NEXTで閲覧可能です。

U-NEXTは、動画サイトとしては、ちと割高なイメージがありますが、1つのアカウントで4つのIDを登録できること(私のアカウントで悦子も視聴して います)や、スマホオリジナルの音楽配信サービスを受けることができたりするので、そういう点では私は割安だと思ってたりします。



ゲーム世界に閉じ込められた設定小説の先駆者ってこれかな?
さて。
後者はさておき、前者アニメ、あるいは原作小説についてなんだけれど、こうした設定の先駆者となっている小説って、これなんじゃないかなあと思うのがありましてですね。
それが、こちら。
クリス・クロス―混沌の魔王 (電撃文庫 (0152))
高畑 京一郎
メディアワークス
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この本、もともとはハードカバー版が発売され、後に、この文庫本が発売されたのですが…
ハードカバー、文庫本共に、すでに絶版(´・ω・`)
さらに言うなら、この文庫本に関しては、正直オススメできないです。と、いうのも、本の冒頭に、いきなりネタバレとなる余計な漫画が出てきてしまいまして、面白さが9割削がれます…
ちなみに、私自身、その書籍を紛失しているので、なんとも。

ゲーム世界に閉じ込められた設定小説の先駆者ってこれかな?
具体的な小説の内容については割愛しますが…後に発表されたソードアート・オンラインと、設定は酷似していたりします。
違うのは、クリス・クロスが発表された当初は、現在のようなバーチャル・リアリティの考え方がまだできていないため、ゲーム世界が、いわゆるフィールドではなく、ウィザードリィのようなダンジョンに限定されている、というくらいですね。
どういうことかというと…
たとえば、過去のSF映画を見ると、将来、コンピュータがどのように発展するか、当時のコンピュータ技術と照らし合わせ、情報を紙テープで出力してそれを読み取る、なんてシーンもあったりします。
つまりは、当時考えられる現実的な設定をしている、って感じですかね。時代も変わったもんです、はい。
この小説が発表された1994年は、まだインターネットも普及しておらず、MMORPGってのもなかったんじゃないかな。そのため、オンラインゲームという概念も、この小説内では登場しません
その上で。
今でも一気に読み進めるほどに面白い内容であることは、私が保証します♪
もっとも。絶版なんですけどね(´・ω・`)

作者・高畑京一郎
なお、この、クリス・クロスの作者である高畑京一郎さんは、
タイム・リープ―あしたはきのう
高畑 京一郎
メディアワークス
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こちらの作者さんでもあります。時をかける少女のオマージュ作品、って感じですね。
この物語は、映画化もされているのですが、いわゆるタイムスリップ作品と大きく違う点があります。
この物語は、まず、1週間の出来事である、ということ、そして主人公の肉体はそのままに、精神だけがタイムスリップして、時間を行ったり来たりするということでして…
そしてひとつの青春小説としても面白いですよ。一読の価値ありです。