ってことで、今回は、U-NEXTで公開されている映画日本の黒い夏 [冤enzai罪]のレビューを…。

https://youtu.be/tihg8YiMLw8
この映画は、悦子と二人で布団に入ったのはいいものの、なかなか眠れなかった為、悦子が「これをみよう」と選んだため視聴。結果、超夜更かしになりましたが…。
 
この映画は、2016年5月7日現在、U-NEXTで、会員であれば、どなたでも視聴可能となっています。
U-NEXTは、動画サイトとしては、ちと割高なイメージがありますが、1つのアカウントで4つのIDを登録できること(私のアカウントで悦子も視聴しています)や、スマホオリジナルの音楽配信サービスを受けることができたりするので、そういう点では私は割安だと思ってたりします。



どんな映画?
松本サリン事件において、なぜ、報道によるえん罪が生み出されたのか、高校生二人が、その当時取材に関わっていた報道関係者4名と、そしてえん罪被害を受けた当事者のインタビューを行うのですが…

見所は…?
松本サリン事件で、その容疑者(実際には参考人)や家族が、報道を信じ誹謗中傷を受ける様子、他社のいきすぎた報道をよそに、自らの信念で事件そのものに疑いを持ち真実の報道を心がけようとする報道責任者やその部下、担当刑事、そのほか様々な人達の葛藤が、この映画の中に集約されています。
映画の最後では、

参考資料的なリンク

静葉ちゃんのお勧め度
★★★★★/5点満点中
この動画のもととなったのは、長野県松本美須々ヶ丘高等学校放送部制作のドキュメンタリービデオ作品『テレビは何を伝えたか』だそうでして、こちらはYoutubeに、現在アップロードされています。

https://www.youtube.com/watch?v=WB4u4u2Gbbw
この、取材の様子を、映画作品のベースとしているわけです。
もちろん、ものが映画ですので、様々な演出がなされているわけですが…
ともあれ、その、松本サリン事件における、加熱する報道の中で、冷静に情報を分析し、事実のみを追求しようとする人もいたり、視聴率を稼ぐ為に、よりセンセーショナルな内容にするための情報収集をしようとする人もいたり。
その事件の参考人という立場になり、かつ、その報道により、あたかも加害者であるとの印象を持たれたその被害者男性と家族の葛藤、その家族に対する警察の、(当時でも)違法なやりかたでの事情徴収。
それぞれが必死になっているのはわかるけれど、その必死さが、本当の真実から目を背ける結果になっていったりして、憤りを感じたりもしますね。
そうした一連の流れは、視聴者を飽きさせず、最初から最後まで一気に見てしまいました。

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