大人の発達障害と向き合う静葉ちゃんの試験室

静葉ちゃんが、適当にいろんなことを書いてますよ。

タグ: 感覚過敏

どうも(*・ω・)ノ
発達障害と診断されて以降、発達障害の症状と自分自身のこれまでの経験を照らし合わせて、いわゆる「自分自身の答え合わせ」をしているとこと。
アスペルガー症候群とADHDの資料を見ていると、書いてあることって、その大半が私のことだったりして、精神的にくるものがあるけれど、それが私が抱えている障害なんだと納得するしかないんですわこれが。

麺類ばっかり食べてる
これは以前から指摘されていることなんだけれど、私、あまりごはんを炊きません。
ほっとくと、麺類か、あるいは食事はおかずだけ、なんてことが大半です。
それを見かねた悦子が、「ごはんさえ炊いておけば、あとはレトルトのカレーとかで1食済ませられる」とかいう話を聞いて、言われてみればそうだよなあ、なんて思ってみたり。
でも、それでも、ごはんはあまり食べないんだわこれが。
そもそも、ごはんを単体で食べることそのももが苦手というかなんというか、ごはんだけで食べて、おいしいと思ったことが一度もないんだわ。
日本人の献立といえば、「ごはん」「味噌汁」「おかず」「副菜」って感じになるわけだけれど、その上で、そうした献立であっても、あまりごはんが好きになれなかった。
ただし、ふりかけをかけたり、卵かけごはんにしたり、あるいは丼物やカレーなんてのは、ふつうにおいしく食べることができていた。
以前は、塩だけで味付けしたおにぎりにはまってしまい、昼食は、おにぎり2合だけってのを2週間くらい続けたこともあった。

そして気がつく私の感覚過敏
さて。発達障害の勉強をしていくうちに、感覚過敏というものがある、というのが解った。
要するに、健常者と比べて、特定の感覚が苦手って症状なんだけれど。
この、感覚過敏については、手持ちの資料でも、あまり詳しくは書かれておらず、あまりぴんとこなかった。
でも、その感覚過敏に焦点を絞ると、まず、筆記具が、この感覚障害の影響で今まで選り好みしていたのに気がついた。詳しいことはまたいずれ紹介するけれど、筆記線の色、筆記具のグリップ感、重量、書き味などなど、細かいところで違和感を感じてしまい、安定して使用できる筆記具は、あまり無い。
私が筆記具についてある一定の知識を持つようになったのは、お世話になった小村さんの影響もある。
同じく、自分自身が、私が安心して使用できる筆記具を探すために、様々な筆記具を試してきた歴史があった。これが感覚障害が理由だったと考えると、納得できるんだわ。

食感にも感覚過敏が
人間の行動には、必ず原則がある、ってのは、これは「7つの習慣」の教えではあるんだけれど、こうして、筆記具の選り好みについても、発達障害が理由だったのが解ったわけだけれど。
こうして、私自身の行動を、自分自身が冷静に分析できるようになったことで、私の様々な特性が、発達障害と関係しているのが解ってきている。もちろん、すべてが発達障害を理由としているわけではないんだけれど、ともあれ、私を観察することで、解ってきたこともいろいろとあるわけ。
そんな中、食事とマインドフルネスを関連づけて実施可能である、とのことで、このところ、食事に時間をかけるよう心がけるようにしていた。
要するに、食事に時間をかけ、その食事から感じ取れるすべての感覚を感じ取る、という感じになるのかな? ともあれ、そんな感じで、できるだけ時間をかけて食事を摂るよう心がけてみたんだけれど、そんな中、何度試しても、ごはんを、ごはん単体で食べることに関しては、自分にとってはストレスになっていることが解ってきた。
つまり。
私にとって、ごはんは、味を感じにくい。なので、ごはんだけを口の中に入れて咀嚼することは、自分にとっては、あまりいいことではなかったんだわ
それよりも、ある程度味付けされているものを好んでいて、それが麺類、とくにうどんをよく食べていたりする理由でもあった。
うどんの味や触感が、私の好みだったわけ。
感覚過敏は、特定の感覚を苦手とする一方、特定の感覚が大好き、というものもある。

成人発達障害者だからこそ解ること

こうした自分の感覚障害についてなぜ知ることができたかというと、発達障害に関する様々な資料を読み解きつつ、その資料と私自身を照らし合わせて分析することができたからに過ぎない。
そうした、自己分析するためのツールを持ち合わせていない場合は、考えること、つまり認知することそのものが難しいんだわ
それが子供だったら、なおさら、うまく言葉に表現できることもできず、ただごねたり泣いたりして主張するしかできないため、大人からすると、わがままとか、そんな感じに捉えられてしまう。
私の場合は、そうした情報さえ掴んでしまうと、あとは自己分析し、解決するための手段まで模索してしまうもんだから、だから、かえって福祉の担当の方々から、支援するための余地があまりない、とさえ言われたんだが、まあ、それはともかく。
それが解った上で、相変わらず、ごはんをあまり炊かない生活を送っているから、自身の食生活をどのように改善するか、いろいろと考えていってたりする。

変な話、毎食うどんでもいいんだけどね。んでも、そういうわけにもいかんからなあ、コストもかかるし、それに何よりグルテンフリーにしていったほうがいいなんて話もあるから、小麦粉の摂取を少なくしていかなきゃとも思うし。う~ん。

まいど(*・ω・)ノ
発達障害と診断されてから、まもなく2年になります。
私自身を理解するためにも、その発達障害に関する勉強を続けているわけですが…
いやもう、発達障害に関する書籍を読むと、見事に私のことを書いているもんだから、診断されて1年くらいは、精神的にきつかったですね。
今では、そうした障害を持っている自分自身を理解することで、気持ちとしては楽になっているわけですけれど…さてさて。

私、あまりご飯を食べません

これは以前からずっと言われていたことだけれど、私、麺類を食べてることが本当に多いんですよね。
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特に、うどん。私はうどん大好きです(´∀`*)
とはいっても、常にうどんを食べているわけでもないんですけどね。自宅でも、うどんを食べることは、週に1度あるかどうか。それに、近所に、値段の手ごろなうどん店もあるし。最近行ってないけど。
一方、自宅では、あまりご飯を炊きません。
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一応、お米は買っているんですけどね、んでもふと気が付くと、先月なんて、3週間ほど、ご飯を一度も自宅では炊いていませんでした。
では何を食べているかというと、主食がなければ、おかずだけ食べていればいいわけでして、悦子からは、「よくおかずだけでご飯を済ませられるよね」なんて言われてたりします。
私自身は、そうして、あまりご飯を炊かないことそのものについては、さほど意識をしていませんでした。
以前から、親だけでなく、私の動画を見ている方々からも指摘されていたことなのですが、まだ発達障害がわかっていなかった当時、私は、「ちゃんとご飯も食べているのだし、麺類は確かに好きだけれど、麺類ばかりじゃないのに」と考えていました。
しかし発達障害者の特性のひとつである「感覚過敏」について調べていると、なんか思い当たることがありましてですね。

感覚過敏って何?
この、感覚過敏というのは、要するに、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚…といった感覚に対して、とある感覚、要するに刺激ですね、それに対して過剰に反応してしまう傾向のことです。
私の場合も、さまざまな特定の感覚に対して、過敏に反応してしまう、つまりストレスになるという傾向があります。
たとえば。
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光に関する感覚過敏もありまして、特に鉛筆で書いた文字が、反射によって輝く「金属光沢」という現象が私はともかく苦手。なので、トンボ鉛筆に相談したこともあります。一般的な方々であれば、気にならないようなことが、私は苦手なんですね。
要するに、「気になってしまう」。そして気になってしまうことが「ストレス」となってしまい、結果として、この場合であれば鉛筆が苦手だという原因だったわけです。
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最近では、その感覚過敏を理解したうえで、個人的に、鉛筆を使うトレーニングを行っていたりします。が、まだまだ苦手意識は抜けていません。

そして味や食感にも感覚過敏が…
まず私には視覚に対する感覚過敏があることを紹介しましたが、この、鉛筆が苦手だという明確な理由がわかったのも、発達障害に関することを学んだことで、ようやく理解することができたことです。
要するに、それまで、なぜ鉛筆が苦手なのか、考えたこともなかったんですね。
そして、この私の感覚過敏は、味覚や食感にも、同じようにあるのではと考えたんです。

私は、ごはんが苦手
ごはんそのものは一応食べることはできます。そもそも主食ですし。
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一時、塩だけで握ったおにぎりにはまったことがありまして、毎日の昼食は、そのおにぎりだけ、なんてこともありました。
ですが、白ごはん「だけ」で食べることは、振り返ってみると、私はあまり好きではないらしい

卵かけごはんや、どんぶり飯、カレーなどは食べますけれど、たとえおかずがあったとしても、白ごはんのみで食べることは、あまりない、ってことをまず自覚しました。
では、なぜ、白ごはん単体で食べるのが苦手なのだろうか。
ここで、私が何を行ったかというと。
白いごはんだけを、時間をかけて、ゆっくりと食べること。そして、ごはんの食感や味を確かめること。これは、マインドフルネスの応用なのですが、ともあれ、こうして、ごはんの味を確かめつつ、その時の私の思考について観察してみました。
そして、結論として出たのが、「ごはんの味が、あまり味気ないため苦手になっている」ということだったんですね。

どうすれば、ごはんを食べられるか
先日も、悦子から、「とりあえずごはんさえ炊いておけば、あとはレトルトカレーでもインスタントみそ汁でも用意すればいいだけなんだから」とか言われたりしましたし、私も改めてそのことを自覚したのですが…
では、どうすれば、ごはんを食べられるようになるの? ってのを、私なりに考えました。
前述のように、カレーを作ったら、場合によっては、炊いたごはん2合分すべてを食べてしまうこともありますし、food_tamagokakegohan
卵かけごはんや、どんぶりものなども好んで食べています。
と、いうことは。
ふりかけかけるといいんじゃね?
ってことで、ごはんに、何らかの味付けをすることで、ごはんの味そのものをさほど気にせずに食べることができるのがわかりました。
あるいは、味噌汁と一緒だと、ごはん・味噌汁だけの食事でも苦にならず、普通に食べています。

ただの食事の好き嫌いってわけじゃない?
このように文書で書いてみると、「ただ単に食事に好き嫌いがあるだけじゃないの」と思うはずです。こうして文書化している私もそう思います。
でも、ごはんそのものが嫌い、とかいう話じゃないですし、そもそも私、ごはん党だと思ってたりします。和食大好きですから。食パンなどパン類もあまり食べないですね。
それに、おかずに関しても、ある一定の味のものが苦手であることも最近わかってきています。
白菜を薄味で味付けした煮物は、あまり食べません。ですが、同じ白菜料理でも、漬物や、鍋料理になると、けっこう食べています。
このことから、薄味のものが苦手なのかとも思っていました(そもそも、徳島県人の作る料理は、全国的に見ても味付けが濃いらしい。徳島県人の味付けについては、こんなブログもありました)。
ですが、同じ薄味でも、とあるお店の料理に関しては、素材の味を引き出した薄味で、私も、悦子も大満足していたりして、その料理する人の腕前次第なのやもしれません。

同じ発達障害者でも人によって苦手な感覚は異なる
なお、この記事を読んでいらっしゃる方は、この記事を読むと、「発達障害者は総じてごはんが苦手なのか」と思われるやも知れません。ですが、それは誤解です。
この話は、単に、私がごはんが苦手だというのがわかったこと、それが発達障害者の感覚過敏が原因だと考えられること、というだけです。
そして、この感覚過敏は、人それぞれ、どの感覚が苦手なのかが異なります
一方、この感覚過敏を理由として、好きな感覚というのもあってですね、それが例えば私が使用している筆記具の素材についても言えるわけですが、このあたりの話は、いずれまた、ということにして…
ともあれ、感覚過敏を理由とした、苦手な感覚というのがいろいろあるということ、特に発達障害を持つお子さんを育てていらっしゃる保護者の方々には、お子さんは、自分の意思を伝えるのが苦手ですので、そうした苦手な感覚がいろいろあるということを理解していただきたく思います

それでも大嫌いな食べ物
食べ物の好き嫌いというのは、これは誰にでもあることだと思います、たぶん。
爆笑問題の田中さんは、
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しいたけが苦手だそうでして、以前テレビ番組で、しいたけが食べられるようになるようどうにか克服しようとしておりましたが、やっぱりダメだったようです。催眠術をかけて、しいたけを食べられるようにした…ままにしておけばよかったのに、催眠術を解くと、食べていたしいたけを吐き出した、なんてのが放送されていました。
まあ、爆笑問題の田中さんのことはともかくとして。
この、好き嫌いというのも、感覚過敏、つまり特定の味や食感、香りなどに対する感覚が苦手だから、つまり感覚過敏が理由だと考えると、納得できるやもしれませんね
つまり、この場合の、食べ物の好き嫌いは、感覚過敏、つまり脳に原因があると考えると納得できると思われます。ただの食わず嫌いとは、また違うわけでして、どう努力しても、どうにもならないことなんです
子供の成長過程において、子供がピーマンやトマトが苦手などの、子供の好き嫌いに関しては、子供の成長に応じて解消されるものもありますが、これも脳や各感覚神経などが成熟していないから、とも言えます(実は医学的にはこの表現は間違っているようなのですが、あえてこう表記します)
ほかには、トラウマみたいなのもあるでしょう。
ちなみに。
私は、それでも、食べることができない食べ物はあります。
特にメジャーな食べ物の中でも、
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数の子が大っ嫌い!
もっとも、そもそも数の子なんて、一般家庭でも出るようなもんじゃないんだが…
この数の子に関する話については、また別の記事で。





この書籍、アスペルガーの理解だけでなく、対策みたいなのもいろいろわかりやすく解説してくれていておすすめですよん♪
 

 

発達障害の感覚過敏の症状だと指摘されていることなんだけれど、鉛筆での筆記を行う際、その筆記を行ったあと、線が光に反射して見える感覚が苦手でして、これが鉛筆やシャープペンシルを嫌っている理由だったりするのですが…
ただ、勉強するに当たり、筆記を行うには、間違った箇所を消せる鉛筆の特性が非常にありがたい。
そのため、どうにか鉛筆を使えないか、何かいい方法はないだろうかと悩んでおりました。

だいたい、万年筆でノート書きしようとすると、一度手を止めなければならないときに、キャップをしめなきゃいかんしドライアップも心配。ボールペンは消せないし、そもそもボールペンの筆記感覚もちと苦手。鉛筆は、先端が滑らないしドライアップの心配もない、だから鉛筆を使いたいんだけど、書いた内容を読み返す際の、その照り返しがどうも駄目でうんぬんかんぬん。

ここで、様々な鉛筆を試し書きして云々…ということをすればいいんだろうけれど、でも、そうした試し書きをするにもコストがかかるし、そうして試し書きして、使わなくなった鉛筆は、やっぱり、もったいない(´・ω・`)

そこで、知恵を借りる為に、鉛筆のトップブランドのひとつであるトンボ鉛筆に、実際に問い合わせてみることになりました。

トンボ鉛筆に問い合わせた内容
そもそも、筆記線の反射が気になって鉛筆が使えない、とかいう話は、ネットでもあまり流れておらず。
芸術分野で、筆記線の反射を気にしている方はいらっしゃるようだけれど、発達障害者で鉛筆の筆記を気にしているのは、私くらいのようです
なので、私が発達障害者で、その感覚過敏の特性として、筆記線の反射が気になってしまう、可能な限りそうした反射が抑えられているものはないか、という感じで問い合わせたところ、担当の方より、鉛筆の基礎知識を含め色々とアドバイスを受けることができました。

先に、結論から述べると…
私が抱えている感覚過敏の特性というのは、そもそも理解されづらいものでして、それは担当の方も同じくなのですが…
そもそも、筆記線が輝いて見えることそのものについてのデータは、会社側は持ち合わせていないようです
つまり。私の、鉛筆に対する悩みを確実に解決する方法は、提案していただくことはできませんでした。
もっとも、これは、私自身のそうした視覚過敏が、とんでもなくレアなケースであることから、解決策そのものが見いだせないというのも、当然ではあるんです。むしろ、無理に鉛筆を使おうとしている私自身の考え方を変えなければならないんじゃないかと思うんですよね。
その上で、私が使える鉛筆を探す為の手がかりを色々といただいています

鉛筆の濃さを決める基準
まず、鉛筆の濃さを決めるその指針についてなんだけれど。
そもそも、鉛筆の筆記線の硬度については、一応JIS規格で決まっているのですが…
実は、色の濃さについてのJIS規格は統一されていない…ってあれ?
と、いうのも、HBの色の濃さを基準として、各社それぞれ、線の濃度によりナンバリングをしているとか。
電話のあと、こちらの参考資料を確認したんだけれど…ここでの記載事項を見てみると、確かに、HBの芯の固さについては記載されていても、その色の濃さを決めるための規格が書かれていない。
担当の方によると、このHBの固さの芯で書いた線の明度を基準として(実際に機械で測定しているそうです)、それぞれ色の濃い薄いによりナンバリングをしているとか。
となると、その話を聞いた上での私の解釈だけれど、そのナンバリングされたナンバーが大きければ大きいほど、鉛筆の線の濃さにばらつきが出る、ということになるんじゃないかなあ。

主原料である黒鉛にも違いが…

そして、私が気にしている光による反射に関係あるかも、ということで話をしていただいたのが、鉛筆の主原料について。
鉛筆の主原料は、黒鉛と粘土なんだけれど、この鉛筆に使われている黒鉛が、実は2種類あるそうだ。
ひとつは、一般的に使われている鱗状黒鉛。そしてもうひとつが土状黒鉛だそうでして、この使われている黒鉛の違いによっても、もしかすると照り返しに違いがあるのではないかと教えてくれた。

鱗状黒鉛にも違いがある
そして最後に、この鱗状黒鉛そのものにも、粒子の細かさによる違いがあるそうで、粒子が細かければ細かいほど、書き味が滑らかなのだとか。
そして、鱗状黒鉛の粒子の細かなものであれば、もしかしたら…という話になりました。
そうした粒子の細かい黒鉛を使っているものほど高価になりやすい、とのこと。
なお、そうした、粒子の細かい成分を使っている鉛筆として、トンボ鉛筆ではどの製品がそうなのかを聞いてみたところ、MONO100がそうだ、とのこと。
この製品を使って、実際に私の悩みが解決するかどうかについては、これは私も、もちろんトンボ鉛筆の担当者からしてもわからないんだけど、まあ実際に試してみるだけの価値はあると思う。ってことで、この鉛筆、購入決定であります(`・ω・´)ゞ
だいたい、トンボ鉛筆社の鉛筆の中でも一番高価とか言われても、ファーバーカステルのパーフェクトペンシルの値段と比べると、お手頃であります。…比較するものを間違っているような気もするけれど。私が筆記具を学び始めたころから値上がりしたとはいえ、値上がりする前でも、1本あたり1200円の鉛筆とか、ちょっとね。

基本は6Bまでだけど?
なお、MONO100の鉛筆の硬度だけれど、ラインナップは9Hから6Bまで。なので、私が購入するのは6Bになる予定。
そもそも、JISでは、9Hから6Bまでを規格として決めているけれど、それ以上のナンバリングの鉛筆は、規格そのものが作られていない。
ただ、これが三菱鉛筆となると、なぜか10Bなんてのも存在する。
こちらは、今回は見送り。またいずれかの機会にってことで。

ともあれ、トンボ鉛筆の皆さん、お忙しい中、私の個人的な悩みに対して、親身にアドバイスをいただけたこと、本当にありがとうございます。

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発達障害と診断されて以降、専門書籍と、様々な専門家とのカウンセリング、そして私自身の実体験をそれぞれ比較し、それをどうにかうまく言語化できるよう考察を続けています。
このブログ上でもそうですが、動画でも、フリートークという形で色々とお話していくよう計画をしており、ぼちぼち本格的に動画シリーズをすすめることができるか、な? なんて思っておりますよ。
さて、今回は、発達障害者が悩む「感覚過敏」について、私なりに言語化してみます。

なお。
私なりに、健常者の皆さんにも理解していただきやすくするための表現を行うよう心がけようとしていますが、その言葉の使い方により、かえって誤解を生む表現も含まれるはずです。ですので、私の言葉を曲解せず、そのままストレートに受け取っていただくよう、あらかじめお願いします。

私の、筆記の際の感覚過敏あれこれ
一口に、感覚過敏といっても、いろいろな種類があるわけでして。
 たとえば、私が、いわゆる高級筆記具を使用しているのは、そもそも書くことに対する様々なこだわりがあるからなのですが、それも、感覚過敏と関係があると、最近になって専門の方から指摘を受けました。
以前、私がボールペンが苦手な理由についての記事を書いておりますので、そちらも参考にしていただくとして…
まず、ペンを握った時の感覚に違和感を覚えてしまうこと。握った時の感覚が、筆記具によって、それぞれ微妙に違います。軸の太さもそうですが、グリップ感、素材から感じる温度、重量感など…
もちろん、その日の体調や精神状態によっても左右されることではあるのですが、そうした日々の自分自身のコンディションに左右されず、安心して使う事ができる筆記具は、ボールペンでは2本、万年筆では、現在では1本のみとなっています。万年筆を使う際にも、小村さんから、私には独特の癖があると指摘を受けていますが、それはまた別の話。
また、書く時の感覚についてもそうです。ペンを走らせる際、そのペン先の形状や、ボールペンであればボール径やインクの粘度などにより、感覚が違ってきます。
紙質も影響がありますね。特にペン先の細いもの、あるいはボール径の小さいものであれば、紙の凹凸が指先にダイレクトに伝わりやすく、その感覚に違和感を感じます。
さらに。書いたあとにもあります。
鉛筆での筆記は、書いたあとの線が、光に反射して光って見えますし、また、線の色も薄く感じてしまい、自分で書いた文字であるにも関わらず、気持ち悪いと感じてしまうんですね。
ボールペンの線も、過去の、質の悪いインクの場合では特にそうですが、書いたあとの線の色により、違和感があります。
こうした違和感は、精神的なストレスとなって跳ね返ってしまい、それが過剰になると、吐き気を感じることもあるくらいです。
私が今、安定して筆記を続けることができるようになっているのは、ひとえに、数多くの、様々な筆記具を、これは生前の小村さんが協力していただけていたからこそですが店頭で触れる機会があったためでもあります。私が、買ってもいない筆記具についての知識を持っているのも、これも理由です。
筆記の事だけでも、上記のように書いてはいますが、これは筆記の際に感じている感覚についての、ほんの一部に過ぎません。さらに細かな要素がありますが、それをすべて書くと、きりがなくなりますので、ここで置いておきます。

生活シーンでの感覚過敏は…
そして私生活でも、感覚過敏はあります。
たとえば、現在、とあるリハビリ施設を利用させていただいているのですが、利用者は私だけではありません。他にも多くの方々が利用されています。
となると、他の方々が発する、様々な音が私の耳に入ってくるわけですが、そうした音が、ほぼすべて、私のストレスになっています。
と、いうのも、他の利用者の話し声が、私を呼んでいるように錯覚したり、物音についても、気になってしまうんですね。
ですので、あえて、スマホにイヤホンを差して、大音量で音楽を聴き、周囲の音を遮断しています。
それだけではありません。利用者が私のそばを通り過ぎる際に発生する、わずかな風であっても、それがストレスとして感じてしまいます。そうなると、それまで行っていた、様々な作業が、一度に吹っ飛んでしまいます。仕方ありませんけどね。
これは施設利用に限ったことではありません。周囲に、私の事を知っている人がいて、その人が発する様々な言葉が、それがたとえ独り言であったとしても、私に向けられた言葉ではないかと認識してしまい、それが原因となって、それまで行っていたことが、すべて頭の中から吹っ飛んでしまいます。
トレーニングジムで機器を利用する際もそうですね。その機材を利用する際、同じ高さ、同じ姿勢を心がけているのですが、握る位置など、微妙な違いが気になってしまい、実際に運動を始めるまで、かなり時間をかけて準備しなければなりません。身体の、そうした微妙な感覚も、どうしても意識をしていまします。
思い返せば、ボウリング競技もそうでした。他の方々は、スタンス(はじめの、直立した状態。要するに、かまえの姿勢)から、プッシュアウェイ(投球フォームの初動)に移るまで、スムーズに動いておりましたが、私の場合、スタンスで多く時間を費やしてしまいます。微妙な身体の感覚により、姿勢を微調整するのに時間がかかるんですね。試合が全体的に遅れが出る一番の原因が、そうした、私の、鈍い動作によるものでした。もっとも、今では、ボウリング競技は、腰の疾患により不可能ですけどね。
この、運動に関する動作の遅さについては、精神科医から、「発達障害者は、どんくさい」とかいう表現をしています。このあたりのことも、いずれ記事あるいは動画として、お伝えするつもりです。

この感覚過敏がなぜ発生するか?
これでもかなり簡潔に書いたつもりではあるのですが、このように、触覚、視覚、そして聴覚に作用している様々な事柄について、健常者のそれよりも、かなり意識してしまう傾向があるのが、少しはお分かりいただけるでしょうか。
発達障害者は、こうした、様々な感覚が過敏となっており、それがストレスに繋がっていることが指摘されています。
ですが、なぜそのように感覚が過敏になってしまうのか、その理由については、今のところ、私が勉強してきた範囲では、具体的には述べられていないようです。
発達障害者は、脳機能が成熟していない、つまり脳機能発達障害である、と、私は表現しています。もちろん、この表現は、私独自の表現でして、専門的な表現ではないことをおことわりしておきます。
その上で。
この、脳の特定の部位が未成熟であることが、感覚過敏にも繋がっていると思われます。
最近、子供が、ピーマンなどの野菜を嫌うその理由について、以前まで、子供は味覚が発達していないからなのだろうかと考えていました。が、とある方から、実際には、子供のほうが、かえって味覚が過敏であるため、微妙に含まれる苦みなどを感じ、それが苦手な為嫌っている、という旨の説明を受けています。
つまり、子供の、そうした味覚の感覚過敏は、子供がまだ発達中だから、つまり未熟だからこその特徴である、といえるわけですね。
そして、発達障害も、どの感覚が過敏になるかには違いはありますが、脳の特定の部位が成長しないこと、つまり脳の一部が未成熟のままであることが原因です。
子供も、発達障害者も、脳が未成熟である、という点では共通している、というわけですね。
実際、担当精神科医から、私の抱えているADHD(多動性・多発性症候群)について、基本的に、そうした症状は、幼い子供には必ず見られる症状ではあるが、成長するにつれ、その症状は普通は消えていくものだと説明を受けています。
ちとこのあたりのことを事細かく説明していくと、今回の話の本質とずれてしまいますので、ここで置いておくとして…

感覚過敏の状態を言語化することができるか?
こうした、感覚過敏の時、実際にどのような状態に脳が感じているのか、それを言語化することは、かなり難しい作業です。そもそも、思考状態や身体の感覚を、言葉として表現することそのものが非常に難しい。言葉とは、それほどまでに不自由な制約があるものだったりします。
その一方、私が勉強してきたことと、そして私自身の実体験を元に、感覚過敏が、実際に、私の思考の上で、どのようになっているのかを、可能な限り皆さんに解りやすく説明するための言語化は、できつつあります。
このことは、発達障害者である私の思考特性を捉えるための、私自身に対する説明を行う為のものであり、発達障害に関する仮説ではないということを強く念押しした上で話を進めていきます
一般的に、「発達障害者は、脳のワーキングメモリ(一時記憶を司る脳の部位)が少なく、またシングルタスクである」と表現されています。
この、ワーキングメモリ及びシングルタスクという特性を、私自身の思考状態に当てはめて説明しようとした場合、ふたつの例えを用いて説明することが可能なのではないか、と考えています。
そのうちのひとつは、パソコンです。脳の情報処理の方法を、パソコンのパーツであるCPU、メインメモリ、そしてハードディスクの3つにわけて例えることで、記憶だけでなく、物事の考え方の特性などを説明することはできます。
ですが、この方法だと、パソコンにある程度知識を持つ方でなければ、その例えを用いても、理解はできません。
ですので、もっと一般的なもので例えることはできないかと常に考えていたのですが、今日になってようやく、皆さんもよく知っている、とあるものを用いて、ワーキングメモリも、そしてシングルタスクもすべて説明できるのではと考えています。
そもそも、ワーキングメモリの概念も、そしてシングルタスクの概念についても、インターネットでの様々な方の発言を確認していたところ、どうも実際の特性とかなりずれた認識をしている、つまり誤解が多くあるように感じています。
そうした誤解を可能な限り無くし、かつ、容易に説明を行える方法にようやく思い当たったのですが、その説明するための手順を考えるのに、まだまだ時間がかかりそうです。






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