大人の発達障害と向き合う静葉ちゃんの試験室

静葉ちゃんが、適当にいろんなことを書いてますよ。

カテゴリ : 発達障害

且⊂(゚∀゚*)ウマー
ってことで、発達障害者の当事者として、実生活においても色々と気を配っているわけですけれど、その一つとして、ビタミンB6の摂取をどうすればいいか、ということ。
詳しくは、以前執筆した
という記事を確認して欲しいんだけれど、ともかく、ビタミンB6をいかに摂取するかというのが問題なんだわ。
で、該当記事には、1日のビタミンB6の摂取量を、発達障害者の場合8㎎という風に記載した。この量は、「ビタミンB群」という名称のサプリメントであれば、各社それぞれ、間違いなくそれ以上の量が配合されている。値段も非常に手頃だし、そもそも、ビタミンB群は、疲労回復にも役立つ栄養素でもあることから、生放送中でもけっこうお勧めしていたりする。

発達障害者が実際に摂取する量は…
さて。
問題なのが、発達障害者が実際に摂取するべきビタミンB6の量についてなんだけれど、とある書籍においては、ビタミンB6をだいたい50㎎ほどまで摂取したほうがいい、という話が出ていた。
この、50㎎というのは、普通に摂取するだけでもとてつもない量でもあることは確か。かつ、ビタミンB6を摂取する場合は、同時にマグネシウムも、それなりの量を摂取すべきだという話まである。
そこで問題となるのが、ビタミンB6を単体で摂取できるとしているサプリメントであっても、実際には他の栄養素も含まれていることから、…栄養素によっては、過剰に摂取すると人体に何らかの影響が出る可能性があるものがあるため、その部分についてはかなり気を配らなければならない。

ここからの話は自己責任になります
で。各サプリメントを販売しているメーカーは、基本的に、一日の使用目安量を定めているのだけれど、それ以上の摂取については推薦していない。
なので、ここからの話は、あくまでも自己責任であり、筆者である私はこのように考えたという話でしかなく、内容を過信しないよう、また、過信した上でそのように摂取され、身体になんらかの異常が出たとしても私は責任を取ることができないことをあらかじめ示しておく

ビタミンB6の摂取上限
ビタミンB6については、成人男性が摂取するその上限は、60㎎までとなっているそうだ。もちろん、これは目安であり個人差はある。
上記に記載さいたように、発達障害者の場合、最大で50㎎摂取したほうがいいという話ではあるのだけれど、そもそも「ビタミンB群」という名称で販売されているサプリメントには、一般的なサプリメントの場合、だいたい10㎎は含まれているので、その点についてはサプリメントの推薦摂取量さえ飲んでおけばいい、ということになる。
問題は、それ以上にビタミンB6を接種しようと考えた場合。
ここからは、とあるサプリメントメーカーに直接問い合わせた結果の話として掲載するが、しかしながら、一日の使用目安を超えたサプリメントの摂取は、どのメーカーも推薦はしていない。なので、どのメーカーに問い合わせたかについては、あえて伏せておく。

注視しなければならない栄養素
先に記載しておくと、ビタミンB6と一緒に接種した方がいいとされているマグネシウムに関しては、特に摂取上限は気にしなくていいそうだ。
問題となるのは、ナイアシン葉酸の2つの栄養素。この2つに関しては、摂取上限目安が定められており、それを越えると、身体に何らかの異常がでる可能性がある(もちろん、個人差があるため、その上限量に達していなくとも異常がでる可能性はある)。
そして、そのそれぞれの上限なんだけれど…
まず、ナイアシンについては、上限が350㎎。それに対し、各サプリメントメーカーのビタミンB群について調べてみたところ、そもそも含有量が15㎎前後だったため、サプリメントを多量に摂取したとしても、この上限に届くことは基本的にはなさそうだ。
一方、葉酸については、上限が1000㎍(マイクログラム)。それに対し、各メーカーのビタミンB群は、だいたい200㎍前後の含有量のようだ。このことから、ビタミンB群というサプリメントだけで考えると、一日の摂取目安の5倍を摂取してしまうと、何らかの身体的な異常が発生する可能性がある、ということが言える。

このことから…
上記の上限を踏まえて考えると。
各社から発売されている「ビタミンB群」というサプリメントについて、その摂取に関しては、1日の目安量を、毎食計3回摂取しても、特に問題はないのではないか、ということが言えると思う。
これにより、少なくともビタミンB6については、計30㎎程度摂取できることになるし、そのくらいでいいのではないだろうか。
むしろ、発達障害者じゃなくとも、ビタミンB群のサプリを毎食一日の摂取目安量窃取しても特に問題はない、ということも言えると思われる。
もちろん、これは私個人の意見であるため、推奨はしない。
その上で、1日にビタミンB6を30㎎摂取することができるののは、メリットとして考えるならば、かなり大きいと思う。
そもそも、ビタミンB群というサプリは、各メーカー共、だいたい1ヶ月のサプリメントの値段が400円程度。これで、脳の状態をある程度栄養面から改善できるとするならば、メリットのほうが大きいように思える。

繰り返しになるが、この記事は、私はこう考えたというだけであって、他の方々に推薦しているわけではない。あくまでも目安として考えていただき、実際にそれを実行したときにどのような結果になったとしても私は責任を取ることができないので、実際に私の真似をするかどうかは自己責任の上で実施して欲しい。


ドウモ( ・∀・)っ旦
8月に転倒した際に両手をつき、その痛みがなかなか取れないとして整形外科に相談したのが11月。
その整形外科でMR撮影を受け、首の神経に狭窄があることがわかり、その日からリハビリが開始。
翌日、その旨を主治医に相談すると、さらに脳のMR撮影を受けることに。つまり、日をおいて二度、MR撮影を行うことになった。
そしてその検査結果についてなんだけれど、昨年12月に同じくMR撮影を行っていて、その比較もしてもらいつつ説明を受けたんだけれど…
それが、小脳などの萎縮が年齢からしてかなり進行している、とのこと。
現時点では経過観察ということになっているけれど、将来的には何らかの治療が必要になる可能性を指摘されていたりする。

小脳、中脳、橋に異常?
指摘されているのは、小脳、中脳、そして橋(きょう)と呼ばれている部分。
いずれも、運動神経などを司る部分とされているみたい。
ん~、私、発達障害の学習をする上で、大脳、つまり思考を司る部分についてはある程度注目しているし、また小脳の成長過程と発達障害に、ある一定の関連がある、というくらいは知っていた。
んでも、中脳や橋という言葉を聞いたのが今回が初めて。なので、なんですかそれは状態だったりする。
個人的に気になっているのは、今回指摘されている小脳の萎縮が年齢と比較して進行していることそのものが発達障害と何らかの関係があるのか、という点なんだけれど、ただ、その関連性があろうとなかろうと、事実そのような状態になっているので、対策は取らなきゃいけないんだけどね。

で、私が思うこと。
まあ、その小脳の萎縮がどうこうってのは、実際そうなっているんだから仕方がない。
また、主治医は、大脳については異常は一切ないと言ってる。なので、「少なくとも思考力に影響がないなら何とかなるかなあ」って感じに、気軽に考えてはいるんだわ。
その上で思うことがもうひとつ。私自身、少しずつ確実に、死に向かっているんだなあ、ってこと。
日常生活においては、私は特に自分の年齢について自覚することもないし、それこそ、記憶を失った当時と変わっていないと思っている。
たまに振り返ると、以前より知識も経験も豊富になっていることが解るため、それだけ私も成長しているんだよなと思うくらいで、現時点で私が45歳だということを全く自覚していないんだよね。
もし若い頃に結婚して、子供がいたりしてたら、そうした自覚もあるのだろうけれど。
んでも、こうした明確なデータが出てくると、私も歳を取っているんだなあと、他人事みたく思うわけです。

 ↑
主治医から言われたのが、運動することで脳の萎縮の進行速度を軽減させられるよ、ってことなんだが、私、そもそも運動苦手なんだよなあ。
今、移動手段としてスクーターを多様しているんだけれど、今後は徒歩に切り替えようと考えている。
なぜそういう風に考えるようになったかについては、またいずれブログで書いてみるつもりです、はい。



且⊂(゚∀゚*)ウマー

2019年も後半戦に突入しました、が。毎日、体調も精神状態も一定ではなく、一日中調子のいい日ってのが少なすぎて、うまく行動できていないかったりします。
こうしてブログを書く機会も減っているのがいい例ではないかと。書くネタは色々あるんですけどね。

発達障害の解説を行うYouTubeチャンネル準備中
ってことで、先月から、新たにYouTubeのチャンネルを2つ作成し、現在、その下準備を行っていたりします。
ひとつは、釣りとアウトドアに関するチャンネル。
もうひとつは、自身の発達障害についてあれこれ解説するチャンネル。
特に発達障害のチャンネル、なんだけれど…このチャンネルで色々と、発達障害その他に関する情報を流してみようかと考えていたりします。
チャンネルはまだ開設したばかりだし、動画の投稿も行えていないので、URLは、いずれこのブログでもお知らせします。

なぜ発達障害の情報…?
で、あえて発達障害その他に関する話を動画で提供しようとしているのか、だけれど。
そもそも、私は、発達障害の当事者であって、医師でも心理士でもない。なので、発達障害について、専門的に勉強しているわけじゃない。となると、医学的な話というのを行う立場にはないと考えている。
その上で、特に当事者として痛感しているのが、発達障害に関する間違った情報が、ネットのみならず書店でも多く流されているという印象があるんだ。
そして、そうした間違った情報を、その当事者が過信していたり、そしてそれ以上に、発達障害当事者が、その障害の特性、つまり自分自身について、そこまで理解している人が少ないのではと思ったんだわ。
なので、発達障害という、障害そのものの情報については、例えば厚生労働省とか製薬会社などなどが、正しい情報を配信してくれているので、そちらに任せておくとして。
私自身は、当事者の視点から、私なりの考え方を伝えていってみてもいいんじゃないかな、と思っている、とまあ、こういうわけ。
特に、障害の特性を理解し、それをいかにカバーするか、その工夫に関する情報はあまり流れていない。確かに、障害の特性というのは人それぞれ違うものだから、その人なりの工夫が必要になってくるわけだけれど、その上で、私はこのような工夫を行っている、ということを伝えることくらいはいいと思っているんだ。
また、私の場合、「自閉症スペクトラム障害」と「ADHD」の2つの発達障害の特性を持っているわけだけれど、成人してから診断された影響もあり、その特性を、様々な資料と照らし合わせて自分の中でどのような思考状態になっているのか、ある程度の言語化ができるのではないかと考えているんだわ。

発達障害だけに限った話はしない
そしてもう一つ。
チャンネル名称は「発達障害と向き合う静葉ちゃんの情報局」、つまりこのブログタイトルと酷似したものにしているけれど、そうしたタイトルにはしてはいるものの、発達障害「だけ」の話をするつもりは今のところない。
と、いうのも、例えば、発達障害者が行っている様々な工夫は健常者(この場合の健常者とは発達障害者以外の方々を指すと考えて欲しい)にも有効なのがすでに解っている。
特に、発達障害者はストレスに弱いとされているんだけれど、そのストレス対策については、ある一定の学習を行っていて、マインドフルネスとコーピングに関しては、あくまでも私が行う上でだけれど会得してる。なので、そうした話もできるのではないか、と思うんだよね。
また、発達障害を抱えているお子さんを育てている方に対し、なぜお子さんがそのように行動してしまうのか、私に当てはめてある程度の推測ができるのではないかとも考えているんだ。
もっとも、本当にそういうことができるのかどうかについては、私もよく解ってはいないんだけれどね。

いずれにせよ、とりあえずチャンネルを作っただけで、まだ動画そのものは作成してはいない。
その動画の作り方についても、…発達障害者は、特に合成音声(たとえば、ゆっくりボイス)が聞き取りやすいとされているんだけれど、実際に合成音声とテロップで動画を作成するのか、それとも実写にて動画を作成するかについて、まだ悩んでいる。
手間がかからないのが実写なんだけれど、はてさて、どうしたものやら。

(・∀・)つ目 オチャノメ!
夏場でも熱いお茶を飲むのは、制汗作用にも有効なんだとか。
sports_suibun_hokyuu
実際に体温を下げるには、冷たいお茶、それも麦茶が最強!
何せ、麦茶には、カフェインが入っていないばかりでなく、ミネラルが豊富に含まれていて、血液サラサラ効果もあるなど、いいことずくめだったりしますよ。
それに、麦茶は、生産コストも安いですから。作るのが面倒くさいけど(´・ω・`)
そもそも、煮出し、水出し両用の麦茶が最近の主流になっているけれど、煮出し専用の麦茶のほうが、風味が豊かでおいしい、だけど、煮出しして冷まして、っていう行程が面倒くさいですからねえ。
それと、麦茶と一緒に、梅干しを食べるのもお勧め♪塩分補給とクエン酸による疲労回復効果、つまり夏ばて解消の効果が望めますよ
さてさて。

混在する「自閉症」「アスペルガー症候群」「自閉症スペクトラム障害」の診断名
さて、病気の診断基準として用いられているDSM-10ですが。
そもそも、ICDってのは、病気を診断するための基準。まあ要するに、病名をつけるための目安であり、そして国際基準でもあります。
で、この、ICD-10において、「広汎性発達障害」という区分の中に、「自閉症」「アスペルガー症候群」という診断基準があったのですが、アメリカ精神学会の研究結果に伴い、「自閉症」と「アスペルガー症候群」が統合され、「自閉症スペクトラム障害」という名称が使われるようになりました
ところが。
発達障害ってのは、まだよく分かっていない障害でして、研究が進むにつれ、いろいろと診断基準が変わってきたりしてて、ICD-10の区分でも、いろいろとややこしいことになっているんですね。
上記リンクは、現在使用されているICD-10における、広汎性発達障害に関する区分、つまり診断名のリストなんだけれど、このリストを見ると、「自閉症」「アスペルガー症候群」「自閉症スペクトラム障害」が、それぞれ診断名として現在でも混在しているのが分かります。
ただし、現在では、「自閉症」「アスペルガー症候群」という診断名を出すことがなくなっているようで、私自身が発達障害と診断されたときには、アスペルガー症候群という診断名であったものの、現在では自閉症スペクトラム障害という診断名になっています。でも、現在でも「自閉症」「アスペルガー症候群」という診断を行うことそのものは、間違いではないんですね。
ほんと、ややこしいなあ。

ICD-11が発表されました!
さて、そんな中、厚生労働省から、ICD-11が発表され、ICD-10が30年ぶりに改定される、との発表がありました。
詳しくは、上記リンクを参照のこと。
要約すると、
・2018年6月18日に、世界保健機構(WHO)が、ICD-11を30年ぶりに改定し、現在、厚生労働省は、その和訳を行っている
・2019年5月以降に、和訳したものをWHOに提出すること
このことから、ICD-11を用いての診断を、わが国では2019年5月以降に順次切り替えていく、ということになるようです

ICD-11における自閉症スペクトラム障害の診断基準が!!
ここで気になるのが、発達障害に関する診断が、今後どのようになるのか、ということなんですけれど。
厚生労働省の上記記事に、ICD-11のリンク(英語)があったため、それを確認してみたのですが、その中で特筆すべき点は、自閉症スペクトラム障害の診断が、知的障害などの状態により6段階及び特例の2種類、計8種類に分けられることになっているようです。
私は医師ではないため、ここで詳細を述べるのは避けますが、ともあれ、ICD-11がわが国で適用された場合、自閉症スペクトラム障害の診断基準が、さらに細かくなる、と考えています。
繰り返しになりますが、自閉症スペクトラム障害の診断基準に、知的障害などの障害の状態が組み込まれることになる、というのは、非常に大きな点ではないでしょうか
ただし、知的障害は知的障害で、それぞれの診断基準があるため、知的障害と発達障害を同一区分としては診断しないことが見て取れます。
ちなみに、ICD-11における自閉症スペクトラムの区分コードは、【6A01】になっています。

ADHDの診断基準も変わるらしい
そして、ADHDについても、診断基準が少しばかり変更になるようです。
こちらも詳細を述べるのは避けますが、このADHDについては、知的障害を含む診断基準は設けられていません。

それから。
ごめんなさい、学習障害についての区分がどうなっているのかについては、私はよくわかりませんでした。

ICD-11が発表されはしましたが…
さて、このICD-11が発表されたことについてですが、当事者の私からして、「あ~、そうなんだ」程度の気持ちで考えていただいたほうがいいと思います
そもそも、障害の診断を下すのは医師の仕事ですし、私たちがその発表を見たからといって、自己診断することはできませんから
それに、将来的に、診断名が微妙に変わりはするでしょうけれど、だからといって、それで現在の私たちに対して何か変わるのかが不明瞭でもあります。
いずれにせよ、このICD-11での診断が下されるようになった場合、特に自閉症スペクトラム障害の診断を受けている私を含む方々は、いずれ、その診断名が微妙に変わる、というくらいに考えておけばいいと思いますし、その診断名が変わったところで、とくに影響が出ることはない、という感じです。

参考リンク
この、ICD-11の改定において、参考になる記事がありますので、そちらを紹介します、というか、むしろ私のブログよりも、そっちのほうが参考になるはずです、はい。

↑こういう本は、アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム障害)と診断されていない、ごく普通の方々でも読んでみると、色々と参考になったりします。
ただし、この本を読んだ上で、「私はアスペルガーだったんだ!」とかいう自己判断は絶対に避けてくださいね。そう思う方の大多数は、実際にはアスペルガーじゃなかったりするんです、はい。



どうも(*・ω・)ノ
発達障害者は、総じてストレス耐性が低い傾向があるそうで、そのため、そのストレス対策に関する学習を行い、自分なりに取り入れていっていたりします。
私の場合、
  • マインドフルネス
  • マインドフルネス瞑想
  • コーピング
  • 認知行動療法
  • WRAP
  • 時間管理(タイム・クェスト)
  • ets.....
と、いったものを取り入れている、んですけれど、そうした学習をすることで、精神的には、かなりマシになってはいます。
もっとも、いわゆる「ストレスフリー」なんてのは現実的ではないですし、そもそも、ストレス対策の基本は、ストレスといかにうまく付き合っていくか、っていうことなので、そのとき抱えているストレスを軽減するかってのが大きな課題です。

自閉症スペクトラム障害
さてさて。
数年ほど前になりますけれど、発達障害の3つの分類のうち、広汎性発達障害「アスペルガー症候群」と「自閉症」の、2つの症状が、まずアメリカ精神学会にて「自閉症スペクトラム障害」として統合され、WHO及び厚生労働省も、後に診断基準を統合、現在では、「自閉症」「アスペルガー症候群」の、2つの診断名は使用されなくなっています
そもそも、自閉症とアスペルガー症候群のこの2つの症状について、その大きな違いというのが、生まれてから意味のある言葉を話すまでにかかる期間くらい、らしい。それ以外は、その症例は共通している部分が非常に多いことから、この2つの障害を別個のものとして診断しづらい、とまあ、このようなことのようです。
ただし、現在でも、「アスペルガー症候群」を銘打った書籍が出版されているのは、この自閉症スペクトラム障害という名称がまだ周知されていないことや、アスペルガー症候群という名称のほうが知名度が高いことも挙げられるのではないかと考えています。

アスペルガー症候群という名の病気はなくなりましたけど…
その上で。
アスペルガー症候群、あるいは、アスペルガーという名称が一人歩きをしてしまっていて、いろいろと誤解をされている方も多く見受けられます。
特に、コミュニケーションがうまく取れなかった方に対して「こいつはアスペだ」と決め付けたりする行為が見受けられますが…
その上で、YouTubeに、精神医学の情報を流されている精神科医の樺沢紫苑氏の、次の動画を視聴していただければと思います。

アスペルガー症候群という名の病気はなくなりましたけど…【精神科医・樺沢紫苑】

https://youtu.be/R0mmvN1MTHU

発達障害の間違った情報に左右されるな!
さて、動画内で、アスペルガー症候群を疑って診断を受けに来た方で、実際にアスペルガー症候群だった方は一人もいなかった、と医師は伝えています。その原因として考えられるものについても。
実のところ、アスペルガー症候群を含め、発達障害に関する間違った情報が非常に多く流れておりまして、それはネット上だけでなく、一般書籍についても同じことが言えます
ネット上には、様々な情報が流れているのですが、その情報の正確さについては、情報を収集する側としては、さほど考えられてはいないのではないでしょうか。
そして、発達障害の当事者も、そうした間違った情報を過信している場合もあったりするので、さらにやっかいです。
私自身、このようにブログや、場合によっては動画で発達障害の情報を提供していますが、その場合も、間違った情報を伝えないよう、可能な限り情報を精査するよう心がけてはいます。もっとも、私自身、ただの当事者ですし、専門的な学習を行っているわけではないので、当たり障りのないこと以外は伝えないようにしている、というのもありますが。
では、どのような情報を信頼すればいいのか、という話になりますよね。
間違いのない、正しい情報源としては、発達障害の当事者(あるいはその保護者)の場合ですと、主治医の話が確実です。
また、次に挙げるサイトの情報は、間違いがありません(ただし掲載されいている情報が最新のものとは限りません)。

ネット上での個人診断は危険?では診断してもらうには?
さてさて。
自閉症スペクトラム障害及びADHDについては、ネット上で、簡易診断を行うことができるようなものがいくつも存在します。
ですが、自閉症スペクトラム障害も、ADHDも、実際に障害に当てはまるかどうかについては、医師が診断します。ですので、テストの結果だけで、自分は発達障害だと考えるのは早すぎます。
その上で、その簡易テストの結果により、実際に発達障害なのかどうか診察してもらうそのきっかけにすることは有効だと私は考えています。
ただし、発達障害の診断ができる病院は非常に限られており、かつ、ネット上に掲載されいている、発達障害を診断できる病院のリストは、実際にはあまりあてにならなかったりします。
と、いうのも、子供の診断しかしていない場合があったり、また、発達障害と診断されている方の診察はできても診断そのものは行っていない場合もあったりするためです。
さらに、発達障害の知名度が向上したことにより、診察を希望される方が増えたことにより、実際に診察を受けるまで、場合によっては1年待ち、なんて話も聞き及んでいます。
発達障害者支援法という法律により、各都道府県に、最低でも1箇所、発達障害者支援センターを設けるようになっており、徳島県の場合は2箇所設置されています。
上記サイトに、各都道府県にある支援センターの検索ができますので、そちらを経由して、発達障害か否かを診断していただける病院を教えていただくのも手です。

診断を受けるメリットは?
その、発達障害の診断を受けるメリットについてですが…
これは、あくまでも私の体験談を踏まえた話をすることをまずお断りしておきます
発達障害の診断を受ける際、その診断を行うために、数多くのテストを受けることになります。実際にどのようなテストを受けるのかについては、正確なテスト結果を出すためにも事前に調べないほうがいいでしょう
そして、そのテスト結果によって、実際に発達障害なのか否かが判定されるのですが、ただ単に発達障害なのかどうかだけが判るわけではありません。
自分自身の考え方の癖などが、そのテストから浮かび上がってくることから、自分自身が、実際にはどのような特性を持っているのかを知るきっかけにもなると思えるからです。
そして、テストを受けた結果、実際に発達障害だったのならば、その発達障害にうまく対応するための知識や工夫を学ぶようになったり、場合によっては投薬治療が開始されることにもなるでしょう。
また、発達障害ではないという診断が出たならば、それはひとつの安心材料になるはずです。
中には、テスト結果に納得がいかず、自分は発達障害に違いない、と考える方もいらっしゃるようですが、それはさておき。
また、精神科あるいは心療内科は、精神的な何かを抱えている方が訪れる場所というイメージがありますが、それだけでなく、精神疾患を未然に防ぐため、あるいは精神状態からくる身体の異常を発見するなどの役割もあります。ですので、気軽に通っても問題ないと考えていただいていいようですよ。
アメリカでは、健康な方ほど精神科に通っているような、そんな話をちらっと聞いていますし、敷居の高いようなところでもなかったりします。
要するに、病気を未然に防ぐために病院を利用することもあるのですし、そうした意味でも、精神科及び心療内科の利用は有効だ、ということができるんですね。
要するに、病院は、病気を治すだけでなく、自身の身体や精神に関する不安材料を消す場所でもあるんです。

「発達障害」と言いたがる人たち (SB新書)
香山 リカ
SBクリエイティブ
2018-06-06

まだ出たばかりの書籍で、内容について確認はしておりませんが、今回の話題で、こうした書籍は参考になるのではないかと思われますよ。私も念のため入手する予定です。


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