大人の発達障害と向き合う静葉ちゃんの試験室

静葉ちゃんが、適当にいろんなことを書いてますよ。

カテゴリ : 文具・筆記具


ってことで、カランダッシュ・エクリドールを修理に出しています。
修理に出しているのは、ミレニアム・エディション。私が使用しているボールペンの中で、もっとも使用頻度の高いものだったりします。
そもそも、私、油性ボールペンのインクの色が苦手。と、いうのも、油性ボールペンのインクの色には、紫色が混じっておりまして、それが光の反射によって見えてしまい、気持ち悪く感じてしまう。だけど、カランダッシュの油性ボールペンリフィルは、そうした色が今まで見えたこともないし、書き味も、また、持ったときのバランスもちょうどいいってわけ。

で、実際に修理に出してみたんだけれど…
まず、修理に出すためには、見積もりとして千円必要、とのこと。それは修理するしないの有無に関わらず必要なのだそうで、さらにそこから修理代が必要になる、とまあ、こういう形になるそうで。
修理そのものは、たぶん日本で行うんだろう。場合によってはスイス本国に送ることになるのかも?

また、コロナウイルスの騒動のせいで、修理から帰ってくるまで、だいたい2ヶ月くらい見て欲しい、とのことでして。まあ、しゃあないですね。

ちなみに、修理する場所は、クリップ。クリップがいつのまにか開いてしまっているものだから、こちらを治さなきゃならん。はてさて、修理代、いくらかかることやら。
購入価格は1万円だったっけ確か。クリップ部って溶接されているだろうし、新しいものに交換するようになるとは考えにくいけれど、はてさて、どうなることやら。

どうも(*・ω・)ノ
ニコ生で生放送をしているときに、よく筆記具の話題をしている私。
もともと、お世話になっていた方から、聞いてもいないのに筆記具の知識を教わっていたこともあって、コレクターではないんだけれど、ある程度知ってる。
もっとも、私自身は、手持ちの筆記具だけで充分、だと思ってはいるんだけれど、ただ、万年筆に関しては、ペン先がFのものが主体となってて、Mニブがなかったりする。
ペン先が細ければ細いほど、紙の凹凸が指先にダイレクトに伝わってしまって、それで筆記がいやになってしまうことも多々あるもんだから、Mニブのペンも持つべきかな、なんて悩んでいたりもします。

静葉ちゃんが興味津々!低価格万年筆
さて、今回は、Amazonを見てたら、面白い万年筆がいろいろと出品されていたんで、そちらを紹介♪
値段も破格で、なおかつ送料無料、ってのを紹介してみます。
私も、もしかしたら購入するかも?
ちなみに、万年筆は、ペン先が命。それも精密な作業工程が必要なデリケートなものでもあるんだ。その上で、(一応)信頼できるメーカーのものを選んでいるんだけれど、その人の手になじむかどうかについては、もちろん保障できないので、その旨了承してほしい。
また、この記事を書いている2018年4月27日現在の情報であり、記事を見ていただいている時点で販売終了になっている可能性もあることもご理解下さい。




まず最初に紹介するのは、こちら!
この記事を書いている時点で、送料無料で180円!
この万年筆は、もともとはドイツのLAMY社から発売された「サファリ」というシリーズがあるんだけれど、それのコピー版。
サファリは、子供から大人まで幅広く使うことができ、かつ初めて万年筆を持つ方にはうってつけの筆記具でもあるんだ。
それとほぼ同じデザインのものを、中国の、上海英雄(シャンハイヒーロー)をはじめとした筆記具メーカーがコピーしているんだ。
今回紹介している万年筆は、JINHAO(ジンハオ)というブランドのもの。私自身、JINHAOのペンは1本保有していて、ペン先の信頼性についても申し分ないと思ってる。
レビューを見る限りでは、キャップが固いなどなど、といった意見もあるけれど、んでもコンバータ(インクを吸入する装置)もついて、送料込み180円なんだから、とんでもなくお手ごろだよね。
もちろん、日本での販売代理店もあり、アフターサポートもしっかりしているLAMYの製品のほうがお勧めであることは記載しておくね。
ちなみに、同一デザインの色違いも、少しだけ値段が高くなってはいるけれど同じく送料無料で出ているよ。



そして同じくJINHAOの、この万年筆は、488円!
いわゆる葉巻型と呼ばれるデザインのもので、パイロット、セーラー、プラチナの3社は、だいたいこんなデザインの万年筆を出しているね。
また、一般的な筆記具に比べても軸が太めとのことで、太い筆記具のほうがかえって持ちやすいこともあることから、実際にこの万年筆は手に入れてみようかと考えている。
Amazonのレビューも、筆記具愛好家の評価も高めだし、普段使いとしては、まあいいんじゃないかな、と思っていたりします。
もっとも、個人的には、葉巻型デザインの筆記具、あんまり好きじゃないんだよね。なんというか、おっさんくさいってイメージがあるもんだから。いやまあ、偏見が入ってるけどさ。



こちらは、上海英雄(シャンハイヒーロー)の万年筆。お値段なんと送料無料で222円!
上海英雄は、中国最大の筆記具メーカーでもあり、また、もともとパーカー社の中国工場が発祥でもあるそうだ。英雄は、低価格万年筆には、かなり定評がある、んだけれど、日本には現在でも正規販売代理店がない(大昔にはあったそうだ)。
本体やキャップなどに見られる金色に見える部分は、おそらくエッチング技術による金属加工だと思う。
また、レビューを見るに、かなり重量感がある筆記具(たぶんボディーが真鍮か何かの金属だと思う)なので、慣れると筆記具の重さを利用した筆記ができる。
こちらもコンバータがついているし、パーカー互換規格のカードリッジインクが使用できるね。



最後に、こちらは万年筆ではなくガラスペン。
ガラスペンってのは、日本発祥の筆記具なんだけれど、ものがガラス製だけに、使ううちに間違いなく割れます。大切に使っていてもね。
また、そもそもガラスペンは実用目的主体に考えられた筆記具ではあるんだけれど、んでもガラスの特性を生かした、見た目の美しいものも多く出回るようになってて、今では世界各地で作られるようになってる。イタリアンガラス製のガラスペンもあるよ。
んで、このガラスペン、送料込みで199円、それも色違い5色用意されています!
私の知る限りでは、ガラスペンって、特にデザイン性の高いものだと2千円から、いいものだと数万円するものまであるから、そう考えるとかなりのお買い得と言えるね。
ただ、繰り返しになるけれど、大切に扱っても、結局、ペン先が割れて使えなくなるし、中にはガラスペンが書きやすいって言ってる人もいるけれど、実際には利便性に乏しい、使いづらい筆記具でもあるんだわ。
ただ、万年筆に比べて洗浄が容易で、そのときの気分に応じて好きなインクを使うことができる、というメリットもある。
ともあれ、ガラスペンに興味があるなら、こういうのを手に入れてみてもいいんじゃないかな?


ってことで、今回は、送料込みの癖に、とんでもなく安く手に入る万年筆、おまけにガラスペンをチョイスしてみた。
一応、私も、購入してみようかな、なんて思っていたりもするけれど、ともあれ、こういうのが売ってたよ、っていう紹介がてら。





ドウモ( ・∀・)っ旦
私と万年筆との付き合いは案外長く、私が記憶を失った23歳以前から。おそらく20歳ごろからなんじゃないかなあ。
偶然にも、記憶を失う前からお付き合いさせていただいてた小村さんのサポートもあり、筆記具を通して物の価値ってのが解るようになったって感じ。
もっとも、その小村さんが他界して以降、万年筆は、プレピーを2本購入したこと以外は一切買ってない。今使用しているデュオフォールドに強い思い入れもあるし、それに実用的な筆記具は一通り手に入れているもんだから、それ以上必要ないよね、って思ってる。
正直言えばコレクションしたいって気もありはするんだけれど、んでも私の場合は、見た目もそうだけれど、重量感や書き心地などを最優先しているから、結果的に、今保有している万年筆で充分満足してる。
ボールペンは、また別だけどね。昨年も1本、実用的なものを買い足したし、先日新たに1本、ずいぶん前に購入していたのを気分転換兼ねて下ろしてみた。
んで、その万年筆を使用する為に必要なのは、もちろんインク。特にボトルインクについては、所有する万年筆以上に保有してたりするんだが(といっても、20個くらい?正確に数えてない)、んでも保存状態が悪いと、ドライアップ、つまりインクが乾燥して干上がってしまい、使えなくなってしまうんだわ。

ドライアップしたPARKER・PENMAN

で、まあ、先日、気分転換兼ねて、ボトルインクの状態を確認していたんだけれど、私が万年筆を購入するようになった頃に手に入れたボトルインクが出てきた。
DSC_0073
それが、この2本。PARKER・PENMANのサファイアブルーとルビーレッドの2本。
画像じゃ解りにくいんだけれど、写真右側、ルビーレッドは、特にドライアップすることなく問題なしって感じだった。んでもある程度水分が蒸発して、少し色が濃くなっているかもしれない。
問題なのは、画像右側のサファイアブルーで、こちらは完全に干上がってしまっており、使いものにならない状態。
そりゃまあ、使わなくなって15年は放置していたわけだし、干上がってしまっても仕方がないよね、んじゃあもう使えないか、と思っていたんだが…

小村さんから教わった秘技!
そのときになって、小村さんから教えてもらっていたことを思い出した。
いわゆる文豪と呼ばれている人達は、万年筆を使うのはいいけれど、そのインクを購入するための資金を得るのも難しいくらい貧しかったそうだ。
そんな人達が、インクをどのように使っていたかというと…なんと、水で薄めてかさ増ししていたとか!
その話を聞いた後、小村さんを経由したまた別の方から、水増しする程度なら浄水とかじゃなく普通に水道水でOK、とかいう話も思い出したもんだから…

水を入れたら、あっさり復活?!
実際に、水を入れてみたら、ほんとうにあっさりと復活しやがった(゚∀゚)
DSC_0102
ついでだから、当時実際にそのインクを使用していたLAMY・サファリ万年筆を引っ張り出してきてインクをコンバータで吸わせて、書いてみた結果がこちら。
水を入れた量がやや多かったせいもあり、思い出補正もあるがやや薄くなっているとは思う。んでも発色は抜群にいいかな、って感じだね。
某所からは、「魔物を復活させるな」とかいうコメントを頂いたりもしていたけど。
その、干上がってインクの成分が固着していたわけだし、ただ水を入れるだけじゃ復活しないんじゃないかと思ってたんだけれど、水を入れただけで、たいして工夫することもなく、そのインクの成分が沈殿しているとかそんなことは一切なく、あっさりと、ほぼ当時の鮮明な色が復活したもんで、ちと拍子抜けだったりする。

このインクの余談
さてさて。ちとこのインクにまつわる話を少しばかり。
PARKER社のインクはそのブランドとしてQuinkってのを昔から使用しているんだけれど、それが20年ほど前まで、インクの高級ブランドとしてPenmanってのを出していたんだ。
当時のQuinkのボトルインクが、記憶違いでなければ600円、それに対してPenmanのボトルインクが800円だったと思う。もう少し高かったっけか?
ボトルインクだけじゃなく、ボールペンインクも、QuinkとPenmanの2つが用意されていた。
それが、PARKER社そのものが売却され、合理化の流れでPenmanブランドが消滅。一時、ブラックインクだけ復活したことはあるんだけれど、現在では販売されていない。
DSC_0080
この空っぽのボトルインクは、復刻したPenmanのボトルインク。当時のボトルインクが底が円形だったのに対し、復刻したボトルインクは楕円形だった。
なので、現状、Penmanインクが、それも新品で、最高の状態で手に入ることはないと思うし、現状では確かにレアなインクとなっているんだけれど…
んでも、今は、特に国内メーカーが多種多様なインクを出しているし、むしろそっちのほうが発色がいいのかも知れない。顔料インクも出てきているからね。
ちなみに、同じブルー系のインクなら、手元にペリカンのブルーもあるんだけれど、こっちはなんか好みじゃないかなあ。


余と万年筆
夏目 漱石
2012-09-13


どうも(*・ω・)ノ
このところのボールペンの技術革新はすさまじいものでして。
ゲルインクが登場して以降、水性ボールペンリフィルについては大きな動きはないものの、油性ボールペンリフィルには、大革新がありました。
bunbougu_pentate
三菱が発売したジェットストリームを筆頭に、低粘度油性ボールペンリフィルが流行しておりますね。
この低粘度リフィルの特徴は、ともかくインクがどばどば出て、発色も濃く、書き味も滑らかであるということ。
そのぶん、インクの消費量も格段に増えておりますが、それだけのメリットはあるかな、って感じです。
ボールペンリフィルの価格と、筆記距離とのコストの関係については、以前ブログ記事にまとめたことがありますので、そちらを参照に。
個人的には…このように低粘度インクをメーカーが発表することにより、インクの消耗が激しくなったぶん、ユーザーが頻繁にボールペンリフィルを購入するようになるというのを狙ったんじゃないかな、なんて思ったりしますが。
何しろ、万年筆インクもそうですが、各メーカーが、筆記具本体ではなく消耗品であるインクに注目していることがよくわかりますから。新商品をどんどん出していますからね。

三菱の新商品に気になるものが!

さてさて。
筆記具関係のブログは数多くありますが、その中でも「秋田萬年筆倶楽部&とみや文具店」のブログを楽しみにさせていただいています。
万年筆の話題もさることながら、メーカーの新商品発表会の様子などなど、文具に関するさまざまな話題を届けてくれておりますから。
その、ブログ内で、ちと気になる記事が…詳しくは、該当ブログの記事をご確認を。
こちらの記事で、三菱鉛筆の、新商品発表会の様子を記事として紹介していただいているのですが、この記事の中ほどに、三菱鉛筆から、「スチュワート」という、新しい高級筆記具シリーズを、参考出品しています。
問題は、その新しい筆記具に使用される、ジェットストリームインクが採用されているボールペンリフィル。
どう見ても、パーカー互換リフィルやんか.。゚+.(・∀・)゚+.゚
これまで、国産メーカーで、パーカー互換リフィルといえば、私が知る限りではOHTO社製のものだけ。私自身、OHTO社製のパーカー互換リフィルを実際に使用していたりもします。
が。
まさか三菱から、参考出典とはいえ、パーカー互換リフィルの姿が拝めるとは思いもしなかった!
もちろん、まだ参考出品段階であるため、実際に発売されるかどうかについては未定なのでしょうけれど、これは期待してもいいんじゃないかな?
ちなみに、三菱は、これまでクロス互換リフィルは発売していました。大昔、「バレンチノ・カラヴァーニ」という、こちらは男性服のブランドらしいんだけれど、ライセンス契約として、万年筆、ボールペン、シャープペンシルを発売していた時期がありました。
そのボールペンに使用されていたのが、クロス互換リフィルだったんですね。
ブランドとの契約終了に伴い、その筆記具シリーズは廃盤となっていますが、たま~にサイト上で登場することもあったりします。
それはさておき。
気になるのは、実際に発売されたときの価格設定くらいだけれど。金属製リフィルであることから、おそらく300円はくだらないとは思う。んでもそこまで高い値段設定にはしないんじゃないかとも思うんだけどなあ。

4C芯を使用できるアダプタは存在する
ちなみに。
パーカー互換リフィルを使用するボールペンに、ジェットストリームインクが使用できるよう、4C芯をセットするタイプのアダプタが現在でも販売されています。
しかし、4C芯は、含有するインクの量が非常に少なく、コストパフォーマンスが最悪なんですね。
なので、個人的には、それを使用するのはお勧めしないかな。

他メーカーも頑張ってます
それに、ジェットストリームインクが使用できなくとも、たとえばパーカーは、低粘度ボールペンインクを採用した「Quink FLOW」というものに商品ラインナップを変更しており、こちらの書き味についても、ジェットストリームとためをはれるだけの品質だし、かつ筆記トラブルに対する品質保証までつけています。個人的には、かなり気に入っています。
このほか、まだ知名度は低いですが、モンテベルデも、互換インクとして低粘度油性ボールペンリフィルを発売していたりもします。パーカーのリフィルよりも200円安い価格設定です。かつ、パーカー互換リフィルで、現在確認できる中でも珍しく、ゲルインクのリフィルを販売してもいます。
ステッドラーは、旧タイプボールペンインクリフィルを、現在でも300円で販売していて、コストパフォーマンスだけで言えば、このボールペンリフィルが最強でしょう。一方で、低粘度油性ボールペンリフィルも、800円で販売してもいますね。
このように、パーカー互換インクに関しては、その筆頭となるパーカー含め、数多くのメーカーが、インクの品質をさらに高めている…というより、インクの消費量を激しくして回転率をあげている? という感じです。

いずれにせよ、ジェットストリームのインクが、パーカー互換リフィルとして登場する可能性があるというのは、これはおおいに期待していいんじゃないかなあ。
まだ三菱鉛筆の公式サイトでは、その旨発表されていないようですけれど、発売されたら、すぐにでも試し書きしてみたいですね。


発達障害の感覚過敏の症状だと指摘されていることなんだけれど、鉛筆での筆記を行う際、その筆記を行ったあと、線が光に反射して見える感覚が苦手でして、これが鉛筆やシャープペンシルを嫌っている理由だったりするのですが…
ただ、勉強するに当たり、筆記を行うには、間違った箇所を消せる鉛筆の特性が非常にありがたい。
そのため、どうにか鉛筆を使えないか、何かいい方法はないだろうかと悩んでおりました。

だいたい、万年筆でノート書きしようとすると、一度手を止めなければならないときに、キャップをしめなきゃいかんしドライアップも心配。ボールペンは消せないし、そもそもボールペンの筆記感覚もちと苦手。鉛筆は、先端が滑らないしドライアップの心配もない、だから鉛筆を使いたいんだけど、書いた内容を読み返す際の、その照り返しがどうも駄目でうんぬんかんぬん。

ここで、様々な鉛筆を試し書きして云々…ということをすればいいんだろうけれど、でも、そうした試し書きをするにもコストがかかるし、そうして試し書きして、使わなくなった鉛筆は、やっぱり、もったいない(´・ω・`)

そこで、知恵を借りる為に、鉛筆のトップブランドのひとつであるトンボ鉛筆に、実際に問い合わせてみることになりました。

トンボ鉛筆に問い合わせた内容
そもそも、筆記線の反射が気になって鉛筆が使えない、とかいう話は、ネットでもあまり流れておらず。
芸術分野で、筆記線の反射を気にしている方はいらっしゃるようだけれど、発達障害者で鉛筆の筆記を気にしているのは、私くらいのようです
なので、私が発達障害者で、その感覚過敏の特性として、筆記線の反射が気になってしまう、可能な限りそうした反射が抑えられているものはないか、という感じで問い合わせたところ、担当の方より、鉛筆の基礎知識を含め色々とアドバイスを受けることができました。

先に、結論から述べると…
私が抱えている感覚過敏の特性というのは、そもそも理解されづらいものでして、それは担当の方も同じくなのですが…
そもそも、筆記線が輝いて見えることそのものについてのデータは、会社側は持ち合わせていないようです
つまり。私の、鉛筆に対する悩みを確実に解決する方法は、提案していただくことはできませんでした。
もっとも、これは、私自身のそうした視覚過敏が、とんでもなくレアなケースであることから、解決策そのものが見いだせないというのも、当然ではあるんです。むしろ、無理に鉛筆を使おうとしている私自身の考え方を変えなければならないんじゃないかと思うんですよね。
その上で、私が使える鉛筆を探す為の手がかりを色々といただいています

鉛筆の濃さを決める基準
まず、鉛筆の濃さを決めるその指針についてなんだけれど。
そもそも、鉛筆の筆記線の硬度については、一応JIS規格で決まっているのですが…
実は、色の濃さについてのJIS規格は統一されていない…ってあれ?
と、いうのも、HBの色の濃さを基準として、各社それぞれ、線の濃度によりナンバリングをしているとか。
電話のあと、こちらの参考資料を確認したんだけれど…ここでの記載事項を見てみると、確かに、HBの芯の固さについては記載されていても、その色の濃さを決めるための規格が書かれていない。
担当の方によると、このHBの固さの芯で書いた線の明度を基準として(実際に機械で測定しているそうです)、それぞれ色の濃い薄いによりナンバリングをしているとか。
となると、その話を聞いた上での私の解釈だけれど、そのナンバリングされたナンバーが大きければ大きいほど、鉛筆の線の濃さにばらつきが出る、ということになるんじゃないかなあ。

主原料である黒鉛にも違いが…

そして、私が気にしている光による反射に関係あるかも、ということで話をしていただいたのが、鉛筆の主原料について。
鉛筆の主原料は、黒鉛と粘土なんだけれど、この鉛筆に使われている黒鉛が、実は2種類あるそうだ。
ひとつは、一般的に使われている鱗状黒鉛。そしてもうひとつが土状黒鉛だそうでして、この使われている黒鉛の違いによっても、もしかすると照り返しに違いがあるのではないかと教えてくれた。

鱗状黒鉛にも違いがある
そして最後に、この鱗状黒鉛そのものにも、粒子の細かさによる違いがあるそうで、粒子が細かければ細かいほど、書き味が滑らかなのだとか。
そして、鱗状黒鉛の粒子の細かなものであれば、もしかしたら…という話になりました。
そうした粒子の細かい黒鉛を使っているものほど高価になりやすい、とのこと。
なお、そうした、粒子の細かい成分を使っている鉛筆として、トンボ鉛筆ではどの製品がそうなのかを聞いてみたところ、MONO100がそうだ、とのこと。
この製品を使って、実際に私の悩みが解決するかどうかについては、これは私も、もちろんトンボ鉛筆の担当者からしてもわからないんだけど、まあ実際に試してみるだけの価値はあると思う。ってことで、この鉛筆、購入決定であります(`・ω・´)ゞ
だいたい、トンボ鉛筆社の鉛筆の中でも一番高価とか言われても、ファーバーカステルのパーフェクトペンシルの値段と比べると、お手頃であります。…比較するものを間違っているような気もするけれど。私が筆記具を学び始めたころから値上がりしたとはいえ、値上がりする前でも、1本あたり1200円の鉛筆とか、ちょっとね。

基本は6Bまでだけど?
なお、MONO100の鉛筆の硬度だけれど、ラインナップは9Hから6Bまで。なので、私が購入するのは6Bになる予定。
そもそも、JISでは、9Hから6Bまでを規格として決めているけれど、それ以上のナンバリングの鉛筆は、規格そのものが作られていない。
ただ、これが三菱鉛筆となると、なぜか10Bなんてのも存在する。
こちらは、今回は見送り。またいずれかの機会にってことで。

ともあれ、トンボ鉛筆の皆さん、お忙しい中、私の個人的な悩みに対して、親身にアドバイスをいただけたこと、本当にありがとうございます。

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