どうも(*・ω・)ノ
発達障害者は、総じてストレス耐性が低い傾向があるそうで、そのため、そのストレス対策に関する学習を行い、自分なりに取り入れていっていたりします。
私の場合、
  • マインドフルネス
  • マインドフルネス瞑想
  • コーピング
  • 認知行動療法
  • WRAP
  • 時間管理(タイム・クェスト)
  • ets.....
と、いったものを取り入れている、んですけれど、そうした学習をすることで、精神的には、かなりマシになってはいます。
もっとも、いわゆる「ストレスフリー」なんてのは現実的ではないですし、そもそも、ストレス対策の基本は、ストレスといかにうまく付き合っていくか、っていうことなので、そのとき抱えているストレスを軽減するかってのが大きな課題です。

自閉症スペクトラム障害
さてさて。
数年ほど前になりますけれど、発達障害の3つの分類のうち、広汎性発達障害「アスペルガー症候群」と「自閉症」の、2つの症状が、まずアメリカ精神学会にて「自閉症スペクトラム障害」として統合され、WHO及び厚生労働省も、後に診断基準を統合、現在では、「自閉症」「アスペルガー症候群」の、2つの診断名は使用されなくなっています
そもそも、自閉症とアスペルガー症候群のこの2つの症状について、その大きな違いというのが、生まれてから意味のある言葉を話すまでにかかる期間くらい、らしい。それ以外は、その症例は共通している部分が非常に多いことから、この2つの障害を別個のものとして診断しづらい、とまあ、このようなことのようです。
ただし、現在でも、「アスペルガー症候群」を銘打った書籍が出版されているのは、この自閉症スペクトラム障害という名称がまだ周知されていないことや、アスペルガー症候群という名称のほうが知名度が高いことも挙げられるのではないかと考えています。

アスペルガー症候群という名の病気はなくなりましたけど…
その上で。
アスペルガー症候群、あるいは、アスペルガーという名称が一人歩きをしてしまっていて、いろいろと誤解をされている方も多く見受けられます。
特に、コミュニケーションがうまく取れなかった方に対して「こいつはアスペだ」と決め付けたりする行為が見受けられますが…
その上で、YouTubeに、精神医学の情報を流されている精神科医の樺沢紫苑氏の、次の動画を視聴していただければと思います。

アスペルガー症候群という名の病気はなくなりましたけど…【精神科医・樺沢紫苑】

https://youtu.be/R0mmvN1MTHU

発達障害の間違った情報に左右されるな!
さて、動画内で、アスペルガー症候群を疑って診断を受けに来た方で、実際にアスペルガー症候群だった方は一人もいなかった、と医師は伝えています。その原因として考えられるものについても。
実のところ、アスペルガー症候群を含め、発達障害に関する間違った情報が非常に多く流れておりまして、それはネット上だけでなく、一般書籍についても同じことが言えます
ネット上には、様々な情報が流れているのですが、その情報の正確さについては、情報を収集する側としては、さほど考えられてはいないのではないでしょうか。
そして、発達障害の当事者も、そうした間違った情報を過信している場合もあったりするので、さらにやっかいです。
私自身、このようにブログや、場合によっては動画で発達障害の情報を提供していますが、その場合も、間違った情報を伝えないよう、可能な限り情報を精査するよう心がけてはいます。もっとも、私自身、ただの当事者ですし、専門的な学習を行っているわけではないので、当たり障りのないこと以外は伝えないようにしている、というのもありますが。
では、どのような情報を信頼すればいいのか、という話になりますよね。
間違いのない、正しい情報源としては、発達障害の当事者(あるいはその保護者)の場合ですと、主治医の話が確実です。
また、次に挙げるサイトの情報は、間違いがありません(ただし掲載されいている情報が最新のものとは限りません)。

ネット上での個人診断は危険?では診断してもらうには?
さてさて。
自閉症スペクトラム障害及びADHDについては、ネット上で、簡易診断を行うことができるようなものがいくつも存在します。
ですが、自閉症スペクトラム障害も、ADHDも、実際に障害に当てはまるかどうかについては、医師が診断します。ですので、テストの結果だけで、自分は発達障害だと考えるのは早すぎます。
その上で、その簡易テストの結果により、実際に発達障害なのかどうか診察してもらうそのきっかけにすることは有効だと私は考えています。
ただし、発達障害の診断ができる病院は非常に限られており、かつ、ネット上に掲載されいている、発達障害を診断できる病院のリストは、実際にはあまりあてにならなかったりします。
と、いうのも、子供の診断しかしていない場合があったり、また、発達障害と診断されている方の診察はできても診断そのものは行っていない場合もあったりするためです。
さらに、発達障害の知名度が向上したことにより、診察を希望される方が増えたことにより、実際に診察を受けるまで、場合によっては1年待ち、なんて話も聞き及んでいます。
発達障害者支援法という法律により、各都道府県に、最低でも1箇所、発達障害者支援センターを設けるようになっており、徳島県の場合は2箇所設置されています。
上記サイトに、各都道府県にある支援センターの検索ができますので、そちらを経由して、発達障害か否かを診断していただける病院を教えていただくのも手です。

診断を受けるメリットは?
その、発達障害の診断を受けるメリットについてですが…
これは、あくまでも私の体験談を踏まえた話をすることをまずお断りしておきます
発達障害の診断を受ける際、その診断を行うために、数多くのテストを受けることになります。実際にどのようなテストを受けるのかについては、正確なテスト結果を出すためにも事前に調べないほうがいいでしょう
そして、そのテスト結果によって、実際に発達障害なのか否かが判定されるのですが、ただ単に発達障害なのかどうかだけが判るわけではありません。
自分自身の考え方の癖などが、そのテストから浮かび上がってくることから、自分自身が、実際にはどのような特性を持っているのかを知るきっかけにもなると思えるからです。
そして、テストを受けた結果、実際に発達障害だったのならば、その発達障害にうまく対応するための知識や工夫を学ぶようになったり、場合によっては投薬治療が開始されることにもなるでしょう。
また、発達障害ではないという診断が出たならば、それはひとつの安心材料になるはずです。
中には、テスト結果に納得がいかず、自分は発達障害に違いない、と考える方もいらっしゃるようですが、それはさておき。
また、精神科あるいは心療内科は、精神的な何かを抱えている方が訪れる場所というイメージがありますが、それだけでなく、精神疾患を未然に防ぐため、あるいは精神状態からくる身体の異常を発見するなどの役割もあります。ですので、気軽に通っても問題ないと考えていただいていいようですよ。
アメリカでは、健康な方ほど精神科に通っているような、そんな話をちらっと聞いていますし、敷居の高いようなところでもなかったりします。
要するに、病気を未然に防ぐために病院を利用することもあるのですし、そうした意味でも、精神科及び心療内科の利用は有効だ、ということができるんですね。
要するに、病院は、病気を治すだけでなく、自身の身体や精神に関する不安材料を消す場所でもあるんです。

「発達障害」と言いたがる人たち (SB新書)
香山 リカ
SBクリエイティブ
2018-06-06

まだ出たばかりの書籍で、内容について確認はしておりませんが、今回の話題で、こうした書籍は参考になるのではないかと思われますよ。私も念のため入手する予定です。