どうも(*・ω・)ノ
発達障害の3つのカテゴリ、つまり「自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)」「ADHD」「学習障害」のうち、ADHDに関しては、こちらは、投薬により、ある程度、症状の改善が見込まれています。
実際に、私も、投薬により症状を緩和あるいは脳の状態を向上させるといった効果を実感してはいるんです。
ですが、このADHDを改善するための薬ってのは、個人差はあるものの、副作用があり、その副作用と、どのように付き合っていけばいいのか、いまだに戸惑っていたりします。
以前は、ストラテラという薬を服用していたんだけれど、この薬の副作用のせいなのか、体調を大幅に崩してしまい、病院へ緊急搬送されたいきさつがあったりして、現在では、コンサータという薬を服用しています。
ですが、このコンサータという薬、付き合い方が難しい薬でもあるんです
なお、今回のお話は、あくまでも私の体験に基づくものですので、実際にコンサータ等の薬を服用することに関しては、主治医と必ず相談してください。


処方できる医師は登録制
まず、この薬を処方できる医師や薬剤師は登録制になっていて、だれでも気軽に処方できる薬じゃないんです。
実際、この薬を処方することができる登録医はまだ多いとは言えず、転院しようとした歳、コンサータを転院先の医師が処方できるかどうか、ということを考慮しなければならなかったりします。

即効性はあるが持続時間が限定されている
コンサータは、即効性がある薬です。私の場合、服用してから30分前後で、その効果を感じることができます。
ですが、この薬は、ちと特殊な形状をしていて、その効果が維持できるのは12時間前後。私の体感だと、10時間くらいで効果は切れてしまいます。このあたりは後述します。
ストラテラは、約3ヶ月ほどで効果を感じることができるようになり、かつ服用を続けていく必要がありますが、しかし効果が出るようになると、24時間、その薬の恩恵を受けられます。
このことから、効果が実際にあらわれるまで時間がかかるものの、しかしADHDの症状が長く緩和されることから、私は、ストラテラのほうがいいとは思います。私の体質にあわなかったことは残念ですが。

効果が切れたときが問題
さて、上記にも書きましたが、この薬は、その薬の効果時間が限定されています
これは、薬が特殊な形状をしているからです。
詳しくは、コンサータに関する説明を見ていただくといいのですが。
要するに、ティーバッグから紅茶の成分が出てくるように、カプセルから、その薬がゆっくりと出てくるようになっていて、その薬の成分が出てくる間は、薬効がある。
でも、カプセルの中身が空っぽになってしまったら、薬の効果が切れてしまい、結果として、強い反動が出てしまうんです。
たとえば、無気力、体力の著しい減退、思考能力の不安定化などなど。薬を一切飲まなかった時期よりも、その症状が強く出てしまい、私の場合、効果が切れて以降、何時間も行動が一切できなくなってしまうことも多々。
このあたりを、私は、「薬が効いている間は、車のアクセルをおもいっきり踏み込んでいる状態、薬が切れたときはオーバーヒートしている状態」という感じに例えてはいるんですけどね。

おなかの調子によって薬効が期待できないことも
そしてもうひとつ。
上記にもあるように、カプセルがおなかにとどまっている間、カプセルから、ゆっくりと薬の成分が染み出してくる、という感じになっています。
そして、カプセルは、空っぽになっても溶けることはなく、そのままの形で排泄されます。
つまり。
下痢している時は、カプセルがすぐ排泄されてしまうため、効果を望むことが難しいんです(´・ω・`)

効果時間と実生活の調整が難しい
さらに、薬の効果時間が限定されていることから、薬を飲むタイミングを、生活リズムにあわせて調整する必要もあります。
つまり、一日のスケジュールを先読みし、投薬タイミングを調整する必要があるんですね。

ストラテラのほうが楽かも?
このように、コンサータという薬は、その薬の投与に関し、色々と面倒なんです。
一方、同じADHDを改善するための薬として処方されるストラテラは、効果が現れるまで約3ヶ月ほどかかる、とのことですが、効果が現れると、24時間、その恩恵を受けられます。
そのため、薬を服用するタイミングを細かく考える必要がない。
また、医師が処方する際、コンサータのように、わざわざ処方するために医師が登録するという手間もありません。ですので、転院しても、確実にストラテラは処方していただけます。
ですがコンサータの場合、コンサータを処方できる医師が限られているのは、その処方を受ける私達からすると、転院する際の選択肢に制限を受ける、ということが言えます。
私は、体質の問題で、ストラテラに強い副作用を感じ、コンサータに切り替えたという経緯がありますが、しかしこの薬との付き合い方を考えると、ストラテラのほうが、生活に影響が出にくいという点でも楽なんじゃないかな、とは思います。

繰り返しになりますが…
とまあ、こんな感じで、私はコンサータという薬と付き合い続けるしかないわけですが…
何度も言うように、これはあくまでも私の体験であって、この記事を見ている方が薬の処方についての参考にしていただくために書いているわけではありません。
あくまでも、コンサータという薬と付き合うのは、何かと面倒だという個人的な感想を述べているに過ぎないんです。
このブログ記事を書いているときも、もちろんコンサータを服用し、その作用の恩恵を受けているのですが、ですがここ最近、薬の効果が切れる午後3時以降、ぐったりしてしまってそのまま翌日まで寝てしまうことも珍しくない。
ですので、大切な用事は、なるべく午前中に行おう心がけているわけですけれど、何かと面倒ではあります。


この書籍、私も参考にしておりますよ。考え方を整理する上でも、けっこう役に立ってます♪