先々週、NTTを名乗る相手から電話がかかってきました。
その電話に対して、「またか」とかいう感じに話を聞いていたんだけれど、実際には、本当にNTTからの電話でしてですね。
その電話の内容は、「現在の契約状況がわからないというお客様が多いため、黄色い封筒で契約状況がどうなっているのかの確認の書類を送っている、必ず目を通して欲しい」とのことでした。
そして先週、再びNTTから電話がかかり、封筒を確認したかどうか聞かれたのですが、封筒はまだ開封してはいないものの、契約内容は覚えているし、現在の契約のまま利用し続けることを伝えています。
ところで。
その、NTTを名乗る電話に、「またか」って感じで、うんざりした理由なんですけれど。

とてつもなく多い、光コラボレーションのセールス電話
NTTの回線をレンタルする、いわゆる「光コラボレーション」のセールスが、毎週のように自宅にかかってくるようになっていました。
そもそも、光コラボレーションってのは、携帯でいうところの、「NTT」「AU」「SOFTBANK」以外の、その各大手携帯電話会社の回線をレンタルし販売しているようなビジネスモデルです。
NTTのインターネット回線を一括で業者がレンタルし、その分格安でユーザーに利用できるようにしたもので、一般的なNTTの回線接続サービスよりも、毎月千円以上割安になるのが売りです。
その、光コラボレーションというのが解禁になってから、あっちこっちから勧誘の電話がかかるかかる!
私が現在契約しているOCNからも2度ありました(代理店ではなくOCNからの電話だったっぽい?)が、そのほか、Biglobeや、中には聞きなれない回線業者からの勧誘の電話もありました。
中には、「お世話になっております、私、NTTフレッツ光、光コラボレーションサポートセンター○○です」とかいう感じで電話をかけてくるもんだから、「私、あなたのところにお世話になっていませんよね?」とかいう感じで受け答えしたり。
要するに、「NTT○○」とかいう感じに、いかにもNTTの関連会社ですよ、とかいう感じで電話してくる連中が多いもんだから、ややこしいのなんの!
なので、そうしたセールスの電話に対しては、ネット回線に関する専門的な話をしたりして撃退し、二度と電話がかかってこないよう仕向けてもいたりもしてました。

私が回線を乗り換えない理由
ってことで、表題になるわけですけれど。
毎月、千円程度、回線利用料が下がることは、金額だけを見ると、年間を通じて2万円、あるいはそれ以上差額が発生する可能性があります。しかも、回線を乗り換えた場合、数万円のボーナスが出るようなものもあったりするんですね。
んでも、私は、回線を変更する意志がまったくなかったりします。
その最大の理由ってのは、回線業者を変更してしまった場合、その回線にトラブルが発生すると、NTTではなく、NTTとは違う回線業者が担当することになるからです
もちろん、修理対応は、実際にはNTTが行うでしょうけれど、万が一のトラブルに、迅速に対応する力が、そうした、NTTの回線をただ借りているだけの業者には無いと考えているんですね。
実際、NTTの場合、回線に何らかの異常が発生した場合は、基本的に、24時間対応してくれています。深夜は、留守番電話での対応ですが、担当が順次対応してくれていますので、対応が完了するまで1時間もかかったことはありません。
ですが、NTT以外の回線業者は、それだけのサポート力がない。そもそも24時間対応ではありませんし、回線業者が変更になった場合、たとえ故障であったとしても、NTTは顧客には対応しません。だって事実上、顧客じゃないもん。
しかも、インターネットに接続するための設備は、回線業者であっても、NTT基地局内にあるそうですので、基地局内での故障に対しても、すばやく対応できるとは考えにくい。
もっとも、これは、そもそもインターネット設備に対する私の知識の無さもあり、偏見もあるでしょうけれど。
そしてもうひとつの理由ってのは、そもそも、私、NTTの長期利用による割引サービスなどに加入しまくっていて、そうした回線業者を選ばずとも、かなり格安で回線を利用しているんです
むしろそうして回線業者を変更した場合、莫大な違約金が発生します。その違約金を支払うだけのメリットが、一切ないんです。
また、将来、現在住んでいる家から引越しすることにもなるでしょうが、そうして引越しする際の工事手数料にも差が出てくるんじゃないかなあ。これは実際に調べたわけじゃないけどね。
ともあれ、安定したサービスを受けるためには、このままNTT回線を利用し続けるほうが有利だ、ということがいえるんです。
そもそも、こうした光コラボレーションってのは、プロバイダとセットになっています
もし、プロバイダだけに不備があった場合、自由にプロバイダを変更することができないため、ネットに接続できなくなる可能性もある。そうなると、利用者の不利益が発生する可能性が出てきます。
実際、プロバイダをふたつ同時に契約していた時期がありまして、ルーターで、接続先プロバイダを変更して、ネット回線の安定化を図っていた時期もありました。今では、そういうことをする必要性もなくなりましたが。
ほんと、プロバイダの、サーバーのトラブルで、何度も泣かされたからなあ。たとえば、Toppaとか、それから、Toppaとか、ほかにも、Toppaとか…

スマホ業者も変えてません
もともと、光コラボレーションが解禁になる際、実際にそれがどのようなものなのか、メリットとデメリット、また、当時のNTTとの契約内容をあらかじめ頭の中に入れていたため、セールスの電話がかかってきても、そのまま断ることができていました。
ですが、私のように、事前に情報を仕入れていた場合はともかく、そのセールスの電話に乗っかって、回線業者を変えた方がたくさんいらっしゃるようで、そのトラブルがNTTに多く寄せられているようですね。
ですので、NTTも、やむを得ず、利用者一軒一軒に、こうして、契約内容の確認を促すようになっているんでしょう。
ちなみに、スマホについても、私はSOFTBANKのまま、ほかの回線業者に変更することなく、使い続けることになっています。
そもそも、私のスマホ代、毎月2千円ちょいだし、それに、大手キャリア以外と契約した際、上記のように、たとえば、スマホ本体が壊れたとかのトラブルに、迅速に対応できるかといえば、そうではないと考えていますから。
ともあれ、値段がただ安くなる、というだけに目を向けず、回線業者を変更した際のリスクについても、一考するほうがいいですよ、って話です、はい。

そういや、SOFTBANKから、光コラボレーションのセールス電話、かかってきたことはなかったなあ。