自身の発達障害に対応するため、というか、発達障害関係なく自分のためなんだけれど、ストレス対策の一環として、マインドフルネスの修練を行っています。
マインドフルネスってのは、要するに、今の自分自身だけに焦点を絞る、って表現でいいのかな。今自分が感じていることだけに感覚を集中させ、それ以外のことは考えないようにする、って感じで。
だけれど、そのマインドフルネス状態に仕向けるためには、毎日地道な修練が必要でして、その修練を、日々の生活に少しずつ取り入れようとしています。
瞑想も、その手段のひとつではあるんだけれど…

食事でマインドフルネス?
この、マインドフルネスと瞑想を混同した情報が氾濫していますんで、あらためて。
瞑想は、マインドフルネス状態に仕向けるための、お手軽な方法であって、マインドフルネスと瞑想はイコールではないんですね
今の自分が感じている五感に意識を向けることが、マインドフルネスで、もっとも大切なこと。
なので、食事でもマインドフルネス修練が可能なんだわ。
まあ、食事でのマインドフルネス修練ってのは、結局のところ、ゆっくり食べて、食べることだけに集中する、ということになるわけでして、その修練を、これから地道に行っていこう、とまあ、こういうわけ。

食事における五感
ここで大切なのは、食事中、どのような感覚に意識を向けるか、ということなんだけれど。
たとえば。
白米を食べようとする際、
  • 視覚…お米の色、艶、粒の大きさ、一口の量、蒸気
  • 嗅覚…お米の香り、温度
  • 触覚…お米を口に含んだときの温度、舌触り、噛んだときの弾力、噛むごとに変わる粒の大きさの変化、粘り
  • 聴覚…咀嚼音、食器を置くときの音、
  • 味覚…お米の味、噛むごとに変わっていく味の変化
とまあ、五感に当てはめると、こういう感じでいろいろと感じ取ることができる。
こうして、時間をかけて、食事を通じた、自分が感じるさまざまな感覚に意識を向けるってのが、マインドフルネスの修練になる、ってわけ。
もちろん、食事中は、食事以外のことに、あまり意識を向けないほうがいい。たとえば、スマホを見ながらの食事は、スマホのほうに意識が向いてしまい、食事がおろそかになってしまいがち。
それよりも、食事だけに意識を向けて、食事だけを楽しむようにしていこう、とまあ、こういうわけ。
あ。悦子とご一緒に食事ってときは、また違う考え方になると思う。会話しながら食事を楽しむことも大切だから。

でも、この訓練には欠点が…
実際に、こうした訓練をはじめてみると、食事にかける時間が、大幅に向上する。
一般的な和食メニューで、だいたい30分くらいはかかるかな。
でも、この訓練って、麺類に対しては、避けたほうがいいよね。だって、時間をかけてしまうと、麺がのびるもん。
それに、時間をかければかけるほど、食材が冷めてしまうことも。
もちろん、そうした温度の変化を感じ取るのも、マインドフルネスの修練になるんだけれど、でもね、って感じでして。
牛丼などみたいなどんぶりものに対しても、あまり向いていないかも。牛丼屋にいって、時間をたっぷりかけての食事ってのは、別にマナー違反ではないものの、牛丼の楽しみ方としては、なんか違うような気もする。
もっとも、この、食事による修練ってのは、まだはじめたばかりなのだし、できるだけ毎日、こうした修練を積み重ねて、ストレスに強い脳に鍛え上げていくです、はい。

ストレス・フリー (7つの習慣実践シリーズ)
マイケル・オルビン
キングベアー出版
2015-02-28