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ってことで、かなり間があきましたけれど、発達障害体験談の、ゆっくり解説動画をアップロードしました。
今回は、フリーズについての解説ですけれど、編集中、「これって、別に、発達障害者じゃなくとも、健常者でも発生するよね」って思いはしたんですけどね。
んでも、こうした状態に、発達障害者がなりやすいってのもありますし、まあいいか、って感じです。
例によって、動画編集中、動画に関連しているようでどうでもいいようなコメントもいくつか書いていたりもします。嫁さん大好き、とかね(゚∀゚)
それにしても、私の嫁さん、…まだ婚約状態だけど…、ほんとにすごいと思うんだよね。私ができないこと、苦手なことを、はいはいって感じでやってのけてしまいますから。それに、私の事をよく見てくれてる。
一方、私が、彼女が調子が悪そうとか、そういうのを見抜くことができない、言ってくれなきゃわからないってのが、心苦しかったりもします。脳機能障害のため、努力しても、そういうことができないってのは、解ってはいるつもりなんですけどね、んでも健常者だったら、少しでも彼女の様子が悪そうなら、言われなくても気がつくんだろうなあ、と思ったりして、心苦しかったりしますです、はい。

ちなみに、この動画の中にもちと書きましたが、「ワーキングメモリ」についての解説を行う予定です。
こちらは、まだ言語化そのものは完全ではないものの、様々な方の協力を得ながら、実際にその開設手順でいいのかどうか、確認を行っているところです。
その中でひとつ思うのが、ワーキングメモリの解説を行うさい、解りやすく例える方法を模索し、ひとつの結論を出したのですが…
その方法を用いると、実際に脳内で発生している症状とは違いはするものの、結論は同じだ、という感じの内容になってしまいます。ですが、症状を理解するためには、その例えでもって話をすすめるほうが解りやすい。 
では、医学的には間違っているものの、理解しやすい方法で解説をして本当にいいのかどうか、ってところなんです。
イメージしやすい方法ではあるが、でも医学的には間違っている、それで本当にいいのか、ってことですね。
そのあたりを、今年中に結論を出して、実際にその方法で解説するか、あるいは、あえて解説しないでおくかを決めてみますです、はい。

ってことで、この動画に使用した元の原稿を、例によってそのまま掲載します。
 

 
フリーズ中は、どんな状態?

どうもこんにちは。かわいいことで有名な、徳島現代詩協会の静葉ちゃんです。

発達障害者は、時折、完全に動きが止まり、固まってしまうことがあります。この状態を、一般的に、フリーズと呼んでいます。
フリーズが発生した場合、ある一定の時間が経過するか、あるいは、誰かから呼びかけられたりするかなどで、フリーズ状態が解除されます。
なぜ、フリーズが発生するのか、そのメカニズムについては、医学的な話になりますので、この動画での解説は見送らせていただきます。
とりあえず、フリーズも、脳機能障害のひとつだとお考え下さい。生まれつきの、脳の異常が一番の原因なのです。本人がいくら努力しても、どうすることもできないのです。

では、実際にフリーズが発生した時、当事者には、何が起こっているのでしょうか。
今回は、私の実体験を、そのまま言語化して皆さんにお伝えします。
ですので、実際にフリーズが発生している全員がそうだ、という話ではないことを、あらかじめ、おことわりさせていただきます。

まず、この、いつフリーズが発生するかについてですが、これは、今のところ、予測できません。
ですが、唯一、このフリーズが発生するときの、共通している状況や、フリーズしているときに、私の頭の中で何が発生しているのかは、だいたい解ってきています。
私の場合、フリーズが発生するタイミングは、大きくふたつの状況に分けることができます。

まず、ひとつめの状況は、「安心」できてるとき。つまり、身の危険を感じることが一切なく、周囲の環境もほとんど変化しない、精神的にもリラックスしている状態です。
例えば、自宅で、テレビをつけず、のんびりしているときもそうですし、また、外出先でも、スーパーにいって、何を買おうか、特定の商品をじっと見ているような時にも、フリーズは発生しています。
嫁さんと一緒にいるときも、フリーズを起こすことはよくあります。そんなときは、私の目の前で手を振って、しーちゃん大丈夫、なんて確認をしてくれていたりします。
このように、私自身の身に、一切危険のない場面、周囲にあまり動きのない場面に、フリーズを発生させています。
要するに、周囲に危険がない、安心できる、安全である、だからフリーズできる、という感じなのかもしれませんね。

そしてもうひとつの状況は、「突発的な物事が発生し、理解することができない」場合です。
これは、発達障害者、特に広汎性発達障害に多く見られる特性とされていることなのですが、私達は、急激な変化が非常に苦手で、実際に、突発的な変化があった場合、その状況を理解することが難しく、場合によっては、思考が停止してしまいます。
一方、状況が理解できず、混乱することもあります。この症状については、パニック発作と実際に診断を受けていますが、この、パニック発作とフリーズとは、思考状態が全く違います。
パニック発作は、この言葉通り、状況がうまく理解できず、混乱している状態を指しています。それが思考力にも、精神的にも、また肉体的にも影響を及ぼします。
ですが、フリーズは、思考そのものが停止している状態です。ですので、目の前で一体何が起こっているのか、理解することが一切できません。
もちろん、フリーズが解けた場合、少しずつ状況を整理し、対処することができるようになります。ちなみに、変化に弱いという、広汎性発達障害の特性については、いずれ、別の動画で詳しく解説します。

なお、車の運転中や、何らかの運動しているとき、連続して考え事をしているときなど、自分自身や、自分の身の回りに、何らかの、「自分にとって意識しなければならない変化」がある場合は、フリーズは、まず発生しません。

さて。フリーズ中、私の頭の中では、何が起こっているのでしょうか。
結論を先に言いますと、思考が、完全に停止しています。考えることが、何もできなくなっています。
視覚や聴覚といった感覚は、確かに機能しています。これはフリーズ中でも感じることができます。ですが、目に見えているもの、体で感じているものに対して、それが一体何なのかを含め、何も考えることができなくなっているわけです。
この状態は、意識を失っているのではありません。むしろ意識は間違いなくあります。ただ、考えることができなくなっているのです。
ですので、ある一定の時間の経過、あるいは、目の前で手を振ったり、また声をかけたり、といった、外的な刺激があれば、止まっていた思考が再開し、ふたたび動き出すことができる、と、こういうわけですね。
つまり、発作などで意識を失うのと、フリーズとは、全く違う症状だと言うことができます。
ちなみに、健常者の方でも、このようなフリーズを経験したことは、誰にでもあるのではないでしょうか。
しかし、発達障害者の場合、この、フリーズが発生する頻度が非常に高いため、それが行動力の低下にも繋がっているわけです。

このフリーズという現象は、パソコンでいうところのフリーズと、まったく同じだと考えていただいでいいでしょう。何せ、固まるのですから。

発達障害者の周りにいる方々からすると…
何か考え事をしていて動きが止まっているのか、それとも実際にフリーズしているのか、わかりにくいですよね。
ですので、もし、発達障害者が、動きが止まっていたりしていた場合、軽く声をかけてあげたりするなどで、フリーズを解いてあげてください。フリーズを解くことそのものは、ストレスにはなりません。
あるいは、わざと、そのまま様子を見てあげるのも、ひとつの手です。
考え事をしている時に、いきなり声をかけられたりすると、今まで考えていたことが、頭の中から一瞬で消えてしまい、不快な思いをすることもあります。これも、誰にでも経験があるのではないでしょうか。

フリーズそのものは、放置していても、特に何か悪い影響が出ることはありません。ただ単に、静止しているだけですし、放っておけば、そのうち動きます。
実際に、声をかけたりするべきなのか、あるいは、そっとしておくべきなのかは、発達障害者それぞれ、どうして欲しいか、その時々で考え方が違いますので、どれが正しいかは、私にも解りません。
ひとつだけ言えるのは、発達障害者が信頼している相手であれば、たとえ、突然声をかけられたとしても、ある程度安心できる、と、いうことでしょう。
健常者側からしても、発達障害者への気遣いは、健常者相手とは比較にならないくらい、難しいものです。ですので、お互いの信頼関係を構築するためにも、対策を講じる為の対話を、じっくりと行っていただきたく思います。