Youtube版 → https://youtu.be/Y-tmNtoOGbc
ニコニコ動画版 →  http://www.nicovideo.jp/watch/sm29476074

ニコニコ動画の、動画のアップロードの仕様が、従来のファイルサイズ100MB制限から、1.5GBまで拡充されました。
そのため、今回は、Youtube版、ニコニコ動画版共に同一画質となっています。
ファイルサイズも、 215MBになっているため、ニコニコ動画アカウントに割り当てられているディスク容量の負担も、そんなにありませんし。それに、いちちニコニコ動画用にエンコードする必要もないもんね。
ちなみに、この動画は、原稿をまずデイケアで一気に作成し、帰宅してから棒読み音声を作成、そして動画編集ソフトで一気に編集する、という方法を取りました。
いやもう疲れた!
と、いうのも、例によって過集中に入ってしまいまして、帰宅して4時間延々編集作業ぶっ通しだったもん。気がついたら23時になっていて、もう寝なきゃ、って時間になっちゃいましたから。

参考資料・画像など
この動画を制作するに当たり、次の資料を使用しました。
書籍
「大人の発達障害」をうまく生きる、うまく活かす
田中康雄・笹森理恵共著 小学館新書
画像
透き通る海と風力発電 すしぱく氏の作品
図式
厚生労働省政策レポート 発達障害の理解のために
ちなみに、動画製作の為に参考にした書籍なんですけれど、その書籍の中の、たった2ページの内容だけしか参考にしてなかったりします。また、書籍は、ニコニコ静画でも販売されており、私が利用したのは、そのニコニコ静画版です

「大人の発達障害」をうまく生きる、うまく活かす (小学館新書)
田中 康雄 笹森 理絵
小学館
売り上げランキング: 109,140



 

 
動画製作に使用した原稿
どうもこんにちは。かわいいことで有名な、徳島現代詩協会の静葉ちゃんです。
発達障害は、広汎性発達障害、ADHD、学習障害の、この3つの大きなカテゴリに分けられています。
その中から、今回は、発達障害の3つのカテゴリのうちのひとつ、広汎性発達障害について、解説します。
なお、今回の動画では、具体的な解説は避け、どのような症状があるのかを簡潔に紹介することにとどめます。ご了承ください。
広汎性発達障害は、
Perasive Developmental Disorders
の頭文字を取り、PDDという略称が用いられています。
動画内では、あえて略称を使わず、広汎性発達障害と表記します。
広汎性発達障害とは、「精神機能の広い領域に関わる発達障害」の総称です。
この表現だけでは、何のことかよくわかりませんよね。もちろん、私もわかりません。が、ともあれ、話を先に進めます。
この、広汎性発達障害ですが、次の症状に対する総称として使われています。
自閉症。アスペルガー症候群。レット症候群。小児期崩壊性障害。そのほか、様々な症状が、この、広汎性発達障害の症状としてまとめられています。
これら症状のうち、自閉症、アスペルガー症候群のふたつを中軸に話を進めていきます。それ以外の症状については、この動画シリーズでは、あまり一般的ではないこともあり、紹介は行いません。ご了承ください。
さて、この、広汎性発達障害についてですが、中核症状として、次の3つの症状に分けて紹介されています。
まず、対人関係の障害。これは社会性の障害とされています。
次に、コミュニケーションの障害。これは言語機能の発達障害とされています。
最後に、イマジネーションの障害。これは、こだわりの強さや、興味対象の偏り、物事に対する固執や執着が強い障害とされています。
この3つは、ウイングの3つ組と言われているものです。
この、ウイングの3つ組は、イギリスの児童精神科医であるローナ・ウイングが提唱したものです。
そして、大人の広汎性発達障害の症状として、次の特性があるとされています。
他人への関心が乏しく、相手の気持ちや意図を理解するのが苦手だということ。
健常者からすると、事務的な口調で話し、その中に感情が籠もっていないと感じてしまい、広汎性発達障害者と会話が成り立ちにくいこと。
急に予定が変更されたり、ルールが変更されたりするのが苦手だということ。
このほか、感覚過敏やパニック発作持ちだとか、また、運動が苦手などなど、という特徴があります。
このうち、特に社会問題として取り上げられるのが、やはり、対人関係、社会性に関する様々なトラブルをもたらす、トラブルメーカーである、ということでしょう。
こうしたトラブルは、広汎性発達障害者の脳機能に、障害があるためです。
ですが、見た目では、そうした障害があるとは解らないため、誤解と偏見を常に受けています。それが、広汎性発達障害者の、最大の悩みです。
繰り返しになりますが、こうした障害は、脳機能の一部が欠損しているための、先天性の脳機能障害が原因であり、その障害を抱えている当事者自身が悪いわけではない、と、されています。
が、実際に、そうした行動を取っているのは、広汎性発達障害を抱えている当事者ですので、こいつ自身が悪い、という認識を持たれるのは、仕方のないことでもあります。
ですので、そうした思考や行動を取るのは、あくまでも脳機能障害が原因であること、
そして、当事者がいくら努力しても改善することのない障害であることを、一般の方々に、ぜひにも理解していただきたく思ってはいます。
とはいえ、わかりづらいですよね、こうやって解説しても。この動画を作っている私も、この内容だけでは、よくわからないです。
私は、広汎性発達障害と、ADHDの、2つの発達障害を併発しています。
発達障害の、3つのカテゴリのうち、複数の区分にまたがって発症している例は、発達障害者の中でも少ないそうです。
現在、そんな私自身の思考特性を、発達障害に関する専門書や関係者のアドバイスをもとに、一般の方々にも、その症状や特性を、わかりやすく説明できるよう言語化を行っています。
また、当事者として、どのような対策を取っているのか、どのようなことで困っているのかなど、ほかの発達障害で悩む方々や、その周囲の方々にも、できるだけわかりやすく解説してみます。
発達障害者と、健常者との相互理解を行う為の橋渡しができればと、切に願います。