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ことで、今回は、U-NEXTで公開されている映画、「海にかかる霧」のレビューを。
この映画は、悦子が、『母なる証明の監督と同じ作品の「殺人の追憶」が見たかったんだけど、U-NEXTには無かった。かわりに、この映画がポイント制で見られるんだけど、見ていい?」って聞いてきたので、二人で一緒に最後まで一気に観てしまいました。
この映画は、2016年5月8日現在、U-NEXTで、540円で視聴可能です。ちなみに、U-NEXT会員であれば、毎月、1000ポイント加算されますので、そのポイントで閲覧しました。よって、無料(゚∀゚)
U-NEXTは、動画サイトとしては、ちと割高なイメージがありますが、1つのアカウントで4つのIDを登録できること(私のアカウントで悦子も視聴しています)や、スマホオリジナルの音楽配信サービスを受けることができたりするので、そういう点では私は割安だと思ってたりします。



どんな映画?
古い漁船を維持するために、どうにかして、まとまったお金を手に入れようとする船長。ある日、知り合いから、密入国の仕事の依頼を、船員達に黙って引き受けます。そして海上で密入国者を引き継いだのですが…

見所は…?
船を守るため、そして雇っている船員達の生活を守る為に、やむを得ず、違法行為に手を出す船長の思い。彼は、純粋に、船を守りたい一心での行動だったけれど、それが次第にエスカレートしていきます。
また、船員達も、一癖も二癖もあるものばかりです。その中の、若い一人の男性が、密入国者のひとりを、純粋にかくまおうするものの…

静葉ちゃんのお勧め度
★★★★★/5点満点中
映画「母なる証明」では、ちと現実的ではない舞台背景があったもので、そこまで高い評価を出すことができませんでした。なんか細かいところが気になってしまったもんだから。
この映画においても、同じく細かい部分がちとひっかかるところが何カ所かあったりもするんですけれど…
でも、最初から最後まで、一気に見ることができたくらい、私達にとって、飽きさせない映画でした。
ある程度の規模の大きさではあるものの、漁船という狭い場所で、かつ、映画の題名にもあるように、深い霧が視界を遮ることで、事実上、その漁船が、世界から完全に隔離され、孤立してしまいます。その様子は、映像からしても、不気味に思えます。
そして事態は思わぬ方向に進んでいくわけですが…
ちなみに。
日本には、「船に女性を乗せてはいけない」というジンクスがありました。これは、海の神様は女性なものだから、人間の女性に嫉妬してしまうため、とかなんとか、って話を聞いています。んで、この映画でも、船長が、女性を船に乗せないようにしており、もしかすると、韓国でも、同じような話があるのかも知れません。
また、これは悦子と私の共通する感想ですけれど、人間の心理として、なぜそうなるのか不思議でならないシーンがいくつかあったりもします。
それと、この映画の設定には、「密入国」というキーワードがあります。なぜ、彼らが密入国しようとしたのか、その背景も簡単に語られています。高いリスクを犯してまで、他国へ渡るその理由について、ちと考えさせられるところがありますね。もちろん、密入国者としての心理や考えってのも、この物語の中に、いくつも含まれています。
船員達の行動や思考について、個人的に、いけすかないところがあったりもしますけれど、そのあたりは、まあ映画だから、という感じでとらえておきますです、はい。
まあともあれ、私としては、一聴の価値は充分にある映画でした。

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