徳島県が主催する、発達障害の啓発イベントが開催されます。
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詳細及びパンフレットのPDFファイルなどは、とくしま発達障がい総合サイト内の、お知らせをご参照ください。
私自身は、このイベントに参加することは難しそうです。
ちなみに、映画「ぼくはうみがみたくなりました」が、無料で視聴可能とのことだそうです。

ちなみに、世界自閉症啓発デーというのがあるそうでして、こちらは、日本国ではなく、国連が定めているものだそうです。
この啓発デーを受け、日本各地で、自閉症、発達障害を知ってもらおうとするイベントが開催されるわけですが、なぜ地方自治体である徳島県が、こうしたイベントを開催するかというと、その理由のひとつに、発達障害者支援法という法律が制定されていることが挙げられます。
こうした法律を制定し、支援する必要があるほど、発達障害ってのは、根の深い障害なのですが、しかしながら、発達障害という言葉そのものは普及しているものの、実際にどのような障害なのかについては、まだ知らない方も多い。そのため、国及び地方自治体、地方公共団体の責務として、こうした啓蒙活動も行っているわけです。
(国及び地方公共団体の責務)
第三条  国及び地方公共団体は、発達障害者の心理機能の適正な発達及び円滑な社会生活の促進のために発達障害の症状の発現後できるだけ早期に発達支援を行うことが特に重要であることにかんがみ、発達障害の早期発見のため必要な措置を講じるものとする。
2  国及び地方公共団体は、発達障害児に対し、発達障害の症状の発現後できるだけ早期に、その者の状況に応じて適切に、就学前の発達支援、学校における発達支援その他の発達支援が行われるとともに、発達障害者に対する就労、地域における生活等に関する支援及び発達障害者の家族に対する支援が行われるよう、必要な措置を講じるものとする。
3  発達障害者の支援等の施策が講じられるに当たっては、発達障害者及び発達障害児の保護者(親権を行う者、未成年後見人その他の者で、児童を現に監護するものをいう。以下同じ。)の意思ができる限り尊重されなければならないものとする。
4  国及び地方公共団体は、発達障害者の支援等の施策を講じるに当たっては、医療、保健、福祉、教育及び労働に関する業務を担当する部局の相互の緊密な連携を確保するとともに、犯罪等により発達障害者が被害を受けること等を防止するため、これらの部局と消費生活に関する業務を担当する部局その他の関係機関との必要な協力体制の整備を行うものとする。
(国民の責務)
第四条  国民は、発達障害者の福祉について理解を深めるとともに、社会連帯の理念に基づき、発達障害者が社会経済活動に参加しようとする努力に対し、協力するように努めなければならない。
上記は、発達障害者支援法が定めている、国、地方自治体、そして国民に対する責務が書かれている部分なのですが、言い方を変えると、こうした法律を制定しなければならないその意味付けが、私自身が診断が下った当初気軽に考えていたその考えをどん底に突き落とした、私自身が置かれている現実の認識に繋がっていってるわけです。いやもう事実確認ってのは、怖いもんですね。
この法律については、現在開催されている第190回国会内で改定されるような話が出ております。今のところ、まだ具体的に法案として国会内で議論されたという動きは見えないようですけれど…
国会も、ネットを利用した便利なものを用意してくれておりまして、国会答弁中に、「発達障害」という言葉が出てきた議事録をすぐ取り出すことができるようになっています。
そして、この検索システムを利用したところ、この発達障害について、何らかの形で言葉に出たことが一度もない通常国会は無いっぽいですね。もちろん、その言葉が、どのタイミングで出てくるかは、それぞれではありますけれど、実際に国会内で、何がどのように話されているのか、こうして文書として見てみるのも、けっこう面白いものです、はい。