パーカー純正ゲルインクボールペンリフィルは、ともかく高い!
リフィル1本あたり800円。だけれど、ものがゲルインクなために、消耗が非常に激しい。
そこで、私は、OHTO社から、パーカー互換ゲルインクボールペンリフィルが発売されておりますので、そちらを基本的に使用しております。
このOHTOのリフィル、1本80円ですけれど、これがパーカー純正リフィルよりも、インクの質もよくて書き味もいいのです♪
そんな中…
ダイソーボールペン 2013-08-06 15-38-04
ダイソーに、気になるボールペンを見つけました。
交換リフィルがついて、1セット105円、ってのはまあいいんだけれど、問題は、このリフィル。
どう見ても、パーカー互換リフィルです。本当にありがとうございました。
この互換リフィルが、2本で100円で手に入ると考えると、お手軽ではあるんだけれど、では実際のインクの質はどうなんだろう、ってことで、ちと調べてみました。

 
ちなみに、パーカー社のボールペンリフィルと互換性のあるメーカーと言えば、
  • パーカー
  • ペリカン
  • ファーバーカステル
  • フィッシャー(ただしアダプタが必要 ・基本的にリフィルに同包されている)
  • モンブラン
  • ステッドラー
などなど…が、あるんですけれど、舶来品のリフィルは、いずれも日本製リフィルよりも値段が高く設定されており、なおかつ、私が使用しているOHTO社のリフィルのほうが、値段が安くてインクの質がよかったりします。なので、個人的には、OHTO社製のボールペンリフィルを強くお勧めしております。

さてさて。
ダイソーボールペン 2013-08-06 15-39-06
パッケージをあけると、こんな感じ。リフィルがセットされているボールペン本体と、交換用リフィルが1本。
実際に、リフィルを私が使用しているデュオフォールド(デュオフォールドですが、ノック式という珍しいボールペン。詳細は、http://shizuhachan.com/archives/51835196.html をご参照のこと)にセットしてみたところ、収納するときにたまに引っかかるという難点があるものの、セットが可能であることを確認しています。
なぜ引っかかるかというと、ペン先から本体へ向かって伸びている細い部分に、ゆがみがありました。通常筆記は問題ないんですけれど…この点は、ペン好きの私からすると気になるところではあります。一般メーカーの、樹脂製リフィルには、ペン先部分に、このようなゆがみが生じるような製品はありませんでした(YAFA、OHTO共。PARKARはゲルインクリフィルでも金属製のリフィルを使用しています)。
ダイソーボールペン 2013-08-06 15-39-29
リフィルには、このような刻印がされておりますが…それ以外には何の特徴もないですね。
また、このペンは中国製だそうですが…多分、上海英雄あたりがOEM生産しているんじゃないだろうか。
上海英雄が、はじめてゲルインクボールペンリフィルを生産した時に、実際にボールペンリフィルを購入し(ただしリフィルの規格は上海英雄独自のものでした)、筆記してみたところ、まずまずの出来でして、上海英雄の担当者も、自信作だと言っていたと当時お世話になっていた小村さんが言っておりました。
その当時は、そのボールペンを筆記の主力として使用していたんだけれど…確かにインクは良かったんだけれど、でも筆跡んところに、インクとインクの間に空洞みたくできてしまい、こまかく見ると二重線で筆記しているようになっちゃったりするんですわ。なお、今は、日本には、上海英雄の代理店は事実上ありませんので、そのリフィルを手に入れることは不可能だったりします。イコール、そのリフィルを使用していたボールペンは、二度と使う事ができなくなっていたりします。

さて、実際の書き味についてですが。
ダイソーボールペン 2013-08-06 15-40-23
一般的なゲルインクボールペンの書き味としては、及第点、といったところ。
書き味も比較的滑らかですし、ペン先を紙に押しつけている感覚についても、リフィルと本体の接合部にがたつきが全くといっていいほどないので、筆記にぶれが生じることもありません。
なので、通常筆記には、まったく問題なく使用することができると思われます。
ただし。
ゲルインクの割には、乾燥に必要な時間が少し長いっぽいです。
ダイソーボールペン 2013-08-06 15-42-33
こちらは、ダイソーとオートの、同じゲルインク0.5mmのリフィルを使い、筆記してすぐに指で文字を横にこすってみた結果のものです。
見ての通り、ダイソーのゲルインクリフィルの場合、乾燥するのに時間を長く取る必要があるみたいです。オートのゲルインクリフィルは、乾燥も非常に早く、指でこすっても、たいして影響がないことが解ります。

ってことで…
この、ダイソーのパーカー互換ゲルインクボールペンリフィルに対する、私の総合的な印象として、だけれど…
一般筆記としては、使用には全く問題なし。コストパフォーマンスを考慮すると、かなり優れているとは思う。
ただし、リフィルのペン先部分のチューブに歪みがあり、使用するボールペン本体によっては、ノックによる収納に不安がある、ってところと、また、乾燥時間がOHTO製リフィルに比べて長く、その、インクを乾燥させる時間も、1分ほど見ておく必要がある
なので、少なくとも、私の筆記環境では、使用するにはちと難しいかな、と。
でも、勉強やらでノートに書きまくるには、コストパフォーマンスに優れたボールペンなんじゃないかなあ。
付属している…と、いうか、実際には、そっちが本命ではあるんだけれど…ボールペン本体についてだけれど、全体的にかなり固い感じがする。グリップは、溝が掘られているゴム製なんだが、人差し指と薬指のグリップ感はいいけれど、親指が滑るような印象がある。んでもホールド感は、まずまずってところかな。

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