※この記事は、運営会社の事情で閉鎖が決まった私のブログからの転載です。

ボールペンを、誤って衣類と一緒に洗濯しちゃいまして。
その結果、本体の中に、油性インクが、たっぷりと漏れだしてしまいました。
そのため、洗浄をしなければならないのですが…。
ここでは、ボールペンを洗浄する簡単な方法を紹介します。
この方法は、亡くなった恩師に習った方法。
用意するのは、
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無水エタノール。よく掃除に使われる薬剤です。
薬局に行けば、2000円もあれば手軽に手に入ります。
ただし、これは薬品です。特に換気と火気に気を配ってください

この無水エタノールであれば、油性インクを手軽に落とすことができます。

さて、洗浄するためのボールペンを、ジッパー式の密閉袋に入れておきます。これはスーパーで手軽に手に入ります。
密閉袋を使用する最大の理由は、無水エタノールの消費量を減らすためです。
その密閉袋に、分解した、洗浄するためのボールペンを入れて、無水エタノールを、ボールペン全体に浸るくらいに入れます。
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入れた瞬間に、無水エタノールに、油性インクが溶かされていくのが解ります。
ちなみに、洗浄しているボールペンは、カランダッシュのミレニアム・エディションのうち、年号がびっしり入っているもの。このエディションには2種類ありまして、こちらが意外に希少価値が高いらしい…とはいえ、私はそんなこと一切気にせずに使ってるんですけどね。

このまままの状態で、1日放置しておきます。
注意として、ジッパーから液漏れしないよう気をつけてることと、火気や日光に気をつけることです。
1日放置したら、汚れた無水エタノールを、水と一緒にそのまま排水溝に流してしまいましょう。
そして2回目の洗浄に入ります。
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2回目の洗浄では、要するに「すすぎ」が目的ですけれど、1回目の洗浄だけでも、充分なほど綺麗になっているのが、この画像で解ってもらえるんじゃなかろうか。
このままさらに1日放置して、翌日、無水エタノールを捨て、そのまま念入りに乾燥させれば完了です。

注意点は、次の通り。
・無水エタノールを使用する際は、火気と換気を充分に行うこと。
・洗浄中は、液漏れに注意すること。
・ボールペンを分解する際は、部品のロストに注意すること。特にスプリングを無くしたら悲劇です。

これだけを守れば、素人でも簡単にボールペンの洗浄を行うことができます。

ちなみに。
一度洗濯してしまったボールペンリフィルは、使えるからといってそのまま使わずに、必ず交換すること。
でないと、洗濯しなくても、いつの間にか軸の中でまたインク漏れが発生してしまいます。